シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

SHINKA Mail Magazine

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2020.1.15号 VOL.1
タダで物がもらえる?


こんにちは。株式会社シンカの武田と申します。

今年は暖冬というものの、朝晩は冷え込みが厳しくなってきましたね。
体調を崩しやすい季節ですが、お体に気をつけて、
新しい一年のスタートにしていきましょう。

それでは、『 真価と進化 2020.1.15号』、最後までお付き合いください。


タダで物がもらえる?

みなさんは、CtoCのサービスをどれほど利用していますか。

最近は、多種多様なCtoCのサービス(シェアサービス等)が増えてきており、
とても身近に感じているのではないでしょうか。私自身もその一人です。

学生時代の友人が調理師の資格を活かして家事代行サービスを行っていたり、
仕事の経験を活かして、お悩み相談窓口をアプリ上で開設したりしています。

私も消費者として、似顔絵を描いてくれるサービスを利用したことがあります。
利用したことがある方は分かると思いますが、想像以上に簡単に取引が出来る上、
オリジナリティがあったり、安価であったり、消費者に合わせたサービスも
提供してくれたりするので、なかなか便利なサービスだなと感じました。

身近になってきた、CtoCのサービスが広がりに関心を抱いていたところ、
先日、あるテレビ番組で「もらいものだけで部屋を充実させられるのか?」
という企画を行っていましたので、紹介させて頂きます。

フリマアプリ等を利用し、0円で出品されているものを手に入れ、
何もない部屋から、1週間でどれだけのものが揃うのかを検証する、という内容です。

要らなくなったテレビや冷蔵庫を処分するだけでも、お金がかかってしまう。
処分にお金をかけたくないという方や、まだ使えるのに捨てるのは
勿体ないという方がサービスを利用しているようで、
番組では、その実態を調査するために検証していました。

検証結果は、延長コードや冷蔵庫、こたつ、布団、ヒーター、等々
欲しいと思ったものは、ほぼ全て手に入れており、タダとは思えないほど
ものが、揃った結果となりました。
(個人的には、サービス自体が成り立っていることに驚きました)

個人間でやり取りをする、かつ、物品の授受が発生することで、
防犯上の危険性やトラブル等を少し心配していたのですが、
物を指定の場所へ置くことで、直接会わずに譲り渡したり、
アプリ上の評価を参考に譲り渡す人を選定したりしているようです。

また、タダで貰える為に、使用感があったり、物の受け渡しは
譲り手の都合の良い場所で行う、などがあるようですが、
必要な人にとっては、許容範囲内ではないでしょうか。

信頼関係が成り立っている前提であれば、
使わなくなったものを処分するのではなく、必要な人に
譲り渡せるサービス、とても魅力的だと感じました。

最近は、シェアリングサービスや、サブスクリプションサービスが
非常に活発になってきていますよね。シェアリングサービスは特に、
安全面での不安があり、利用に前向きでない方も多いと思います。

ふと思えば、ネットショッピングが怪しいという時代もありました。
たしかに目に見えないものを購入する不安を感じたり、本当に購入した商品が
届くのだろうか?と、心配になった記憶があります。
今は信頼度が上がり、ネットショッピングは当たり前の世の中ですよね。

ぜひ、モノを大切にするシェアリングサービス等も、安全性や信頼度が向上し、
当たり前に使う、世の中になれば嬉しいなと個人的に思っています。
CtoCのサービスだからこそ、安全性や信頼度の向上には、
利用者一人ひとりのマナーやモラルが求められるのかもしれませんね。

編集後記

モノが少なかった時代は、近所で物を貸し借りしたり、共同利用することで
関わりが発生し、地域のコミュニティが生まれていたのかもしれません。
今後、シェアリングサービス等をきっかけに、地域での関係性がまた、生まれ、
地域の子供と一緒に高齢者が時間を過ごすなど、時間のシェアもできるといいですね。

それでは、次号をお楽しみに!
武田 圭