シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

SHINKA Mail Magazine

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2020.06.03号 VOL.41
感染拡大防止対策とエコ


こんにちは。株式会社シンカの稲村と申します。

今週から週1回の定期配信に戻りました。あらためまして、よろしくお願い致します。

元々配信を予定していた4月1日号で、レジ袋の有料化を取り上げるつもりでおりました。
私はマイバックを持ち歩いており、これまでも出来るだけレジ袋を貰わないようにしていたので、
レジ袋有料化により、更にそれが進むと思っておりました。
しかしながら、コロナ禍により状況が変化し、若干考えが変わってきました。
コロナウィルス感染拡大防止と自然環境保護への対策のバランスを考えていきたいと思います。

それでは、『 真価と進化 2020.06.03号』、最後までお付き合いください。



感染拡大防止対策とエコ

7月1日より、全国でプラスチック製買物袋(以下レジ袋と記します)が有料となります。
レジ袋を有料で提供することにより、過剰な使用・廃棄を抑制していくことが目的です。
一部店舗では、当初予定していた4月1日から有料化が始まっていますし、
実施開始まで1か月を切り、レジ前に予告を掲示している店舗も多く見られるようになりました。

冒頭で、出来るだけレジ袋を貰わないようしていると書きましたが、
私の場合、レジ袋を貰ってしまう理由は主に3パターンあります。

①買い物の量が多すぎて、手持ちのマイバッグには収まりきらない場合
②持ち運び後にゴミ袋としても使いたい場合
③レジが混んでいて、もたもたマイバッグに詰めていると、
 後ろに並んでいる方々を苛つかせてしまうのではないかと懸念される場合

③は気にしすぎかも知れませんが、混雑時のコンビニ等、二人体制レジで
一人が袋詰め担当になっている場合などは、お店の方に任せた方が所要時間が短いのは事実です。
マイバッグを使いたい旨を申し出るタイミングも難しいです。
スーパーでは「袋は要りませんよカード」をレジカゴに入れて置けば、伝わるお店が多いですが、
コンビニのレジでは、スマホでポイントカード画面やキャッシュレス決済画面を
提示したりしてるうちに店員さんが既に袋に詰めてくれているなんて事がよくあります。

レジ袋が有料になれば、店員さんの方から要不要を確認してくれますし、
マイバッグを使う人が多くなれば、袋詰めに多少時間がかかることに周りが寛容になる気がします。
スムーズな袋詰めが出来るよう、レジ周りの仕様に工夫も凝らされていくでしょう。
そうなることを私は期待していました。

そこにきて、新型コロナウィルスの流行です!
感染拡大防止対策で、店舗のレジにはビニールカーテンが張られ、
ビニール手袋をした店員さんが対応してくれるようになり、
店員さんと客との領域がハッキリしてきました。
マイバッグは繰り返し使いますし、毎回洗うものでもないですから、
そのマイバッグをレジカウンターに置くのは憚られます。だからといって、
宙で袋詰めするのは、購入物が偏ったりするので、難易度が高いです。

アメリカではマイバックを禁止する動きが出てきているそうです。しかしこれは、
店員さんがお客さんのマイバッグに袋詰めしてくれる習慣があるからのようで、
日本でも同様の動きにはならないかも知れません。
とは言え、自然環境保護の為と思って使っているマイバッグが、
感染の媒介になってしまっては、あまりに虚しいです。

私は、マイバッグを清潔に保ち、スーパー等の使えるシーンでは使う、
そうでないシーンではお店提供のレジ袋を使い、その袋はゴミ袋として利用するなどして
キチンと使い切るといったやり方にシフトすることにしました。

食事のテイクアウトの機会が多くなり、プラスチック容器のゴミも増えています。
これも、そのまま捨てればただのゴミですが、洗ってリサイクルゴミとして出せば
資源になります。

日本の「もったいない文化」が自然環境保護にも繋がるのは素敵なことですが、
極論に振り切らず、感染予防対策もとりながら使い分けていかなくてはと思います。


編集後記

マスクをするのが暑くて辛く感じる陽気が続いております。本格的な夏を控えて、
涼感素材を使った布マスクが多く出回り始めました。目の粗さで不織布よりも
機能が劣ると言われていますが、フィルターを挟めるポケット付きタイプも
バリエーションが豊かになってきました。熱中症にも充分気をつけながら
気を緩めずに感染予防に努めて参りましょう。
それでは、次号もお楽しみに!
稲村 祥子