シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

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2021.4.14号 VOL.84
行ってみなきゃわからない

こんにちは。株式会社シンカ代表の田中です。

本日までの5日間、世界自然遺産の屋久島にて、
ワーケーション合宿に参加しています。

TVやネットで入ってくる程度の情報から想像していた姿を
はるかに上回る感動があり、たしかに世界自然遺産に登録されるだけの
場所だなと納得しました。

行ってみなきゃわからない。
使い古された言葉ですが、改めて実感しましたので、お伝えしたいと思います。

それでは、『真価と進化 2021.4.14号』最後までお付き合いください。



行ってみなきゃわからない


屋久島は有名な場所なので、実際に足を運んだこともある方も
いらっしゃると思いますし、中には屋久島マニアの方もいらっしゃると
思いますので、私が初めて来てみて体験したことをシェアしたいと思います。

・羽田空港→鹿児島空港まで1:50。鹿児島空港→屋久島空港まで約30分。

・屋久島から種子島が見える。

・屋久島は旧上屋久町(北側)と屋久町(南側)で生活圏が分かれている。

・洋上アルプスと称される。九州最高峰の宮之浦岳(1,935m)がある。

・屋久島は、花崗岩マグマが上昇して冷えて固まってできた。

・北方領土を除くと、離島では第6位の面積(約500?)。

・島を車で一周するのに3時間半かかる。

・「島のどこかで必ず雨が降っている」と言われるほど。年間降水量日本一。

・島内に140ヵ所もの滝が流れている。

・水力発電でほぼ100%の電力を賄っている。再生可能エネルギーの最先端地。

・有名な縄文杉は往復10時間。他に樹齢1,000年以上の屋久杉が多数存在。

・世界自然遺産登録には、屋久島の住民たちの意思によって実現した。

・「屋久島憲章」なるものが定められ、環境保全が目的化されている。

・移住者も多く、島づくりに熱心なグループが存在する。

・移住希望者も多く、物件待ちの状態。

・地元住民が飲み会後のシメで食べに行く、観光客が知らないうどん屋が…


ネットで調べればわかる事実も多いと思いますが、
現地に行ってみなきゃわからないこと、行ってみるからこそ興味が湧いて
入ってくること、両方の側面があると思いました。

そして、現地・現物・現実を自身で体験するからこそ、
ここで何かしてみたい、住民の方の役に立ちたい、他の人にも
体験してもらいたいと心が動くものだなと再認識しました。

自然を守るのも、産業・文化を作るのも、活性化するもの、
結局は人間が行うこと。
人材の重要さも再認識させられました。

このご時世、観光を促進することは難しいですが、
日常生活でも、現地に行ってみなきゃわからないことが多々あると思います。
迷ったら現地に行ってみましょう。そこで感じることが解決策になるはずです。


編集後記


「行ってみなきゃわからない」という言葉が浮かんできて、
もう一つの意味が自分の中で反芻していました。

それは、「辿り着いた人にしか、見えない世界がある」という意味です。
辿り着いていない人から見たら、賛否分かれる行動は多々あると思います。
それでも、辿り着いた人には、他の人が経験していない
貴重な価値を持っていると思います。

評論家にならず、辿り着いた人として価値を発揮できる人間でありたいと
自分の能力に勝手に限界を作らずに、仕事に励もうと心に刻みました。
それでは、次回もお楽しみに!

田中 裕也