シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

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2021.6.2号 VOL.90
イノベーションを起こすチャンスは自分にも?

こんにちは。株式会社シンカの武田と申します。

ずいぶんと日が長くなり、梅雨入りの時期も近づいてきて、
季節の変わり目を感じる季節となりましたね。そろそろ、
ベランダの鉢に朝顔の種を植えて、今年も育てたいと思います。

本日は、最近知った技術革新についてご紹介させて頂きます。

それでは、『真価と進化 2021.6.2号』最後までお付き合いください。



イノベーションを起こすチャンスは自分にも?


先日、ダム建設の工事現場において、ダンプトラックやブルドーザーなど、
最大23台の重機が、自動運転で工事を行っていることを知りました。

遠目でみると、一見普通に工事を行っているように見えるのですが、
同時に動いている複数の車の運転席には、人は一切乗っておらず、管制室で
機械がプログラム通りに動いているかをチェックしているのとのことです。

ダムの建設現場は、偶然にも私の地元である、秋田の県南部ということもあり、
非常に興味を持ちました。工事現場周辺は、冬は多いところで
3m弱の積雪を観測する国内有数の豪雪地帯です。
年間で工事ができるのは約6ヶ月しかない中で、確実かつ効率的に
工事を進めるために、さまざまな工夫がされているようでなのです。

工事現場で、これまで人が行っていた危険な作業を機械が担うことにより、
安全性が増し、かつ、最長72時間連続で稼働ができるため、なんと、
工期が約3割、現場に必要な人数が約8割削減できるとのことです。

自動運転の試運転が行われた等のニュースは見たことがありますが、
実際に稼働している自動運転のニュースは、私は初めて見ましたので
企業様の努力によって、実現された技術革新のすばらしさに驚きました。

2020年10月、日本政府は2050年までにカーボンニュートラルを実現すると表明し、
グリーン成長戦略が打ち出されましたね。これを受け、自治体や企業、
業界団体なども相次いで2050年カーボンニュートラル目標を発表しているようです。

DXについても、経済産業省を筆頭に国をあげて推進されていることもあり、
企業は様々な面でスピード感を持った変革が必要とされる時代になっているものと思います。

わたし個人としては、自動運転、カーボンニュートラル、DX、等
このように書いていると非常に大規模なことに感じてしまい、
世の中の流れに身を任せてしまいたくなる気持ちになる部分があります。

しかし、その一方、コロナ禍によって、さまざまな行動に制限がある中、
「個人(自分)の集合体が社会である」と意識することにより、
出来る限り外出しないなど、行動の自粛が出来ている面もあります。

大きな目標を達成したり、社会がより良い方向に変化するイノベーションを起こすには、
社会(国)が何とかしてくれる、会社が何とかしてくれる、そのように受け身ではなく、
「自分にも何か出来ることがあるかもしれない」と前向きに捉え、実現に向け、
ひとり一人が考え、行動していくことが大切かもしれません。

「ある問題について、地球上で最も必死に考えている人のところにアイデアの神様は降りてくる」
そんな文章を見かけたことがあります。イノベーションを起こすアイデアを
生み出すには、特別な能力が必要なのではなく、突き詰めて考える続けることなのであれば、
イノベーションを起こすチャンスは誰にでもあるのかもしれませんね。

私自身、さまざまなことを自分ごとに捉えて、考え、行動していきたいと思います。


編集後記


わたしは、時折、「地元が活性化するためにはどうしたらよいか?」と、
考えることがあります。具体的に何か行動を起こしている訳ではなく、
今はただ、考えているだけなのですが、何年も考えていると、
アイデアがふと浮かぶことがあり、私ノートには6つのアイデアが書かれています。
人に話すにはお恥ずかしいくらい、大したことのないアイデアなのですが…。

考え続ければ、革新的な良いアイデアが生まれると信じ、考え続けたいと思います。

それでは、次回もお楽しみに!

武田 圭