シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

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2021.12.15号 VOL.117
「まずやり始める」一歩目の踏み出し

こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。
先日13日にその年の世相を漢字一文字で表す師走恒例の「今年の漢字」
が発表されましたね。

2021年の漢字は「金」。
過去27回の歴史の中で4度1位になった「金」ですが、2000年、2012年、
2016年、2021年といずれもオリンピック開催年でした。

皆さんにとっての今年の漢字はどんな一文字だったでしょうか。

それでは、『 真価と進化 2021.12.15号』、最後までお付き合いください。



「まずやり始める」一歩目の踏み出し


『目の前の宿題、仕事、練習をするのに、モチベーションなど必要ない
必要なのは「まずやり始める」という、一歩目の踏み出しだけだ。』
            引用:聖域 (著者 コムドット やまと)


 お恥ずかしながら我が家の息子達はふたり揃って読書とは縁遠い輩。
そんな二人、各々から「この本、読んでみたい」と言われたその本は、
5人組YouTuberコムドットのリーダーやまとの初の著書「聖域」でした。

なんだよ、YouTube絡みか・・・と内心がっかりな気持ちになりましたが、
「本を読みたい」と言われたのは学童期以来で、二人が読むならと購入したのでした。

コムドットというグループYouTuberがどんな動画をアップしているのか
まったく無知な自分ですが、
息子達が「やまとの本を読んでみたい」と思う『やまと』はどんな人?
チャンネル登録数が300万人突破する人気のYouTuberとはどんな集団なの?
そんな興味から、本を読んでみることにしました。

(*本を読み終えてからはあえて君付けとします)
自らを革命家と呼ぶ「やまと君」の本には、『夢に対する精神』が彼の
言葉でたくさん書かれていました。

たくさんの精神の中で、何よりも私の印象に残ったのが、冒頭に記載した
「モチベーション」に関する彼の言葉です。

みなさんは、どう感じたでしょうか。

私がこの言葉に引き付けられたのは、私自身の想いがそのまま言語化されていたからです。
とっさに蛍光ペンを手に取り、ラインを引いていました。

「やる気があろうがなかろうがやる」

面倒だな、大変だなと思うことも、やり始めさえすればゴールに近づく。
やり始めたら、ちょっとだけ前向きなマインドに自分をセットする。
気づいたら面倒だなと思っていたことを忘れ、没頭し取り組んでいる。
そしてやり遂げる。
これは私流のマインドセットです。


結局、リビングに置かれたこの本を一番最初に読み終えたのは私でした。
当の輩は「やまとの本だ!」と本を手に取り全体を一通り確認すると、
「正月オフにゆっくり読むか」
「受験が終わったら読むか」
と言いながら本を置きました。

「自分らが読みたいって買った本なんだから絶対読んでよ!」と一喝し、
せっかくなら私が共感したやまと君の精神を共有しようと、蛍光ペンで
目立つようにマーカーを引いておきました。

この本を通じて、やまと君の精神や、ラインマーカーに記した母の想い
を彼らなりに捉え、考えて欲しいなと思うのでした。


編集後記


今時の大学生、中高生はテレビをあまり見ない!?

私が家に帰ると、テレビはついていません。
勉強をしているならありがたいですが、大概はYouTubeで動画視聴中です。
自分のタイミングで自分の趣向に合わせて映像を視聴できるため、
それぞれが取り組んでいるスポーツ系の試合映像やプレイ集を見たり、
コムドットなどのYouTuber系の動画をいろいろ見ています。
合わせて、LINEやTwitterなどのSNSを使って友人たちと繋がっています。

リアルタイムでみんなの居場所がわかる位置情報を共有アプリ
「Zenly(ゼンリー)」は中学生の次男世代がよく使っています。
「●●は●●高校にいる。学校説明会に参加してるな。」といった具合に、
必然と志望校がわかってしまいます。

自分の志望校はじめ、学力テストの点数や成績順位などを隠すことなく
友人に共有する様子も見受けられ、それも一つの特徴かもしれません。

それでは、次回もお楽しみに!

村井 一美