シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

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2022.2.24号 VOL.126
良い偶然が起きるように行動する

こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。
「一月は行く、二月は逃げる、三月は去る」と言われるように、二月も
残すとこ数日余りになりました。
三月は新年度に向けた準備で慌ただしい時期でもあります。
この時期になると思い出し、自らの行動を振り返る言葉についてお話し
たいと思います。

それでは、『 真価と進化 2022.2.24号』、最後までお付き合いください。



良い偶然が起きるように行動する


個人のキャリアの8割は予想していなかった偶然の出来事によって決まる。
~教育心理学者 ジョン・D・クランボルツ氏の『計画的偶発性理論』~

・予期せぬ出来事がキャリアを左右する?
・偶然の出来事が起きたとき、行動や努力で新たなキャリアにつながる?

この『計画的偶発性理論』について知ったのは、5年前の春でした。
社内の新人研修の一環として新人メンバーと取引先に挨拶にうかがった際に
新人に向けていただいたお話で知りました。
その時点で、人生のいくつかの転機を経験してきた私は、
「ホントにそう、そのとおりです!」
と、誰よりもその話に前のめりになって聴きました。
(同席していた当時新人だったメンバーも私の反応を覚えているようです)

進学や異動、転職で新しい環境を迎える当事者はもちろん、当事者でなく
とも、自分の周りでの新たな動きにより環境が変わることがあります。
それは思い描いてたとおりにならないかもしれないですし、
それは思っても見ないことが起こるかもしれません。

そんなとき、一旦は不安な思いや愚痴を誰かに伝える。(少し楽になる)
そして、一旦、その現実を受け入れる。
それから、与えられた条件の中でやれることは何かを考える。
(ここで出来ない理由を探すことに時間を割かないようにする)
【自分にふりかかった経験はすべて意味があること】と捉え、取り組む。

ネガティブ思考だと小さなことが気になってしまい、考えが先に進みません。
当然、次への備えが遅くなります。

・運が良いと思える人→良い運を多くみつけられる
・自分は出来ると思える→できることが見える
・チャンスがあると思う→チャンスに気づける

「なんの根拠もないポジティブ思考」は
物事を良い方向へ導いてくれる特別な力を持っていると思います。
不安や辛いなと思うことに何らかの楽しみや意味を見つけて取り組んで
いける原動力になります。

正直、人生はうまくいかないことの方が多いと思います。
根拠なきポジティブ思考を武器に、自分で考えて行動することができれば、
きっと良い偶然が起きると信じています。

編集後記


新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の年明けからの
感染拡大ピークに次男は高校受験を迎えることになりました。
合否の不安よりも増して、受験日を迎えられるのかという不安に
日々、祈るような気持ちで過ごしてきました。

意外にも、次男本人が「なんの根拠もないポジティブ思考」を発揮。
「僕は感染しないから大丈夫」と受験前日まで学校に通い、
(学校では日々陽性者が出る状態、受験を優先し学校を休む生徒も多い)
同じく受験にのぞむ友人と学校で過ごす時間がよい意味で活力となり、
みんな一緒に頑張ろうの気持ちで、本番に臨めたようです。

この春、新しい門出を迎える家族や仲間を祝福し応援したいと思います。
それでは、次回もお楽しみに!

村井 一美