シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

SHINKA Mail Magazine

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2022.5.11号 VOL.136
発想の転換とブランドづくり

こんにちは。株式会社シンカの武田と申します。

最大10連休となったゴールデンウィークが明けましたが、
連休中の飛行機利用は昨年の倍、新幹線利用数は昨年の約2.5~3倍、
ということで、帰省や旅行された方が多いようですね。

今回、私は帰省や旅行をせずに過ごした連休となりました。
本日は、そんな連休中の出来事をご紹介させて頂きます。

それでは、『 真価と進化 2022.05.11号』、最後までお付き合いください。



発想の転換とブランドづくり


久しぶりに行動制限のないゴールデンウィークは
皆さんどのように過ごされましたでしょうか。

私自身は、夫婦で自宅・映画館で映画を見たり、
近場に買い物に行くなどをして、ゆっくりと過ごした連休となりました。

今回は、連休中に初めて訪れたワークマンについてご紹介させて頂きたいと思います。

ワークマンといえば作業服のイメージがありましたが、ここ数年、
コロナ禍で需要が高まるアウトドア市場に本格参入したことで、
アウトドア関連商品の売り上げを大きく伸ばしており、
『ワークマン=作業服』という単一のイメージを大きく変えているようです。

テレビ番組でも新規事業への取り組みの様子など、紹介をされていたのを
見かけたことがあり、作業服で培った機能性素材を上手く活用し、
高品質で割安な商品を売り出し、他社との差別化を図っているようです。

今回、夫婦それぞれ、雨風に強いレインウェアを購入したく、
ゴールデンウィーク中に様々なアウトドア用品店に足を運び、
機能・品質・価格などを比較検討しておりました。
そんな中、ワークマンでもレインウェアを取り扱っていることをふと思い出し、
アウトドア製品に特化した「ワークマンプラス」に今回初めて足を運びました。

何店舗もショップ巡りをした中で、ワークマンのレインウェアを見て驚きました。
高機能・高品質なのに本当に低価格だったのです。
以下の機能の製品でなんと上下セットで5,000円弱。

 耐水圧 20,000mm (嵐の雨の水圧でも耐えられる)
 透湿度 25,000g/㎡/24h(ランニングなどの激しい運動を行っても非常に蒸れにくい)

同じ機能で比較した場合、某有名アウトドアメーカーの約1/4の価格でした。
デザイン性も良かったので、ワークマンのレインウェアで即決。
これだけ話題性がある理由を体感した瞬間でした。

他にも、火の粉が掛かっても燃えにくい素材をつかったシャツや
アウトドア用品を入れられるポケットを付けた製品を売り出しているようで
高機能で人気の商品は品切れ状態だそうです。

「ワークマン」の店内イメージは、ザ・作業服のお店、という印象かもしれませんが
今回訪れた「ワークマンプラス」「#ワークマン女子」の店舗は、
白を基調とした明るいデザインで、洗練された雰囲気になっておりました。
先月には、銀座にも新店舗をオープンをしたことからも雰囲気の良さが伺えます。
私たちも店舗を訪れたその瞬間にワークマンのイメージがガラリと変わりました。

作業服に求められる機能性であれば、アウトドアでも使えるという『発想の転換』と
若者・女性という『新たなターゲットに合わせたブランドづくり』
が大ヒットの秘訣なのかもしれませんね。

自社の強みの見せ方を変える発想の転換とペルソナに合わせた採用戦略、
と捉えると採用活動と似ているのかも?と少し親和性を感じる出来事となりました。
新卒採用活動、真っ只中の企業様が多いかと思いますが、注目企業の事業戦略には、
採用活動にも活かせるヒントが、なにか隠れているのかもしれませんね。



編集後記


コロナの規制緩和も広がっていることもあり、コロナ禍で需要が高まった
アウトドア市場は引き続き、伸びていくのではと感じております。

今回、アウトドアショップをめぐる中で、普段見かけないようなアッと驚く
便利な製品に出会える楽しみも感じることが出来ました。
新しい活動をしたことで、新たな発見が複数ありましたので、
ゆっくり過ごしながらも、よいゴールデンウィークとなりました。

それでは、次回もお楽しみに!

武田 圭