シンカメールマガジン
『 真価と進化 』

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2022.11.2号 VOL.160
なくならない世代間ギャップ 『 真価と進化 2022.11.2号 』

こんにちは。株式会社シンカの分部と申します。

猛暑が終わり涼しくなったと思ったら、あっという間に冬がきたと感じる寒さ。
四季のバランスが変わってきていることを実感します。
秋が一番好きな季節なので寂しい限りです。

今回のテーマは「世代間ギャップ」です。
「近頃の若者は」という表現は、古代エジプトからあったといわれています。
人類にとって、永遠のテーマなのですね。

それでは、『 真価と進化 2022.11.2号』、最後までお付き合いください。



なくならない世代間ギャップ


昔からある世代間ギャップ。
「最近の若者は~」という論調は、実際は若者からウザがられているそうです。
にもかかわらず、なくなりませんね。
ここ最近特に、そのような主旨の話を色々な方面から耳にすることが増えました。
大人は20代若手社員から、大学生、子供まで。
新型コロナで家から出られない生活スタイルが続いたことが、
さらに価値観のギャップを拡げてしまったのかもしれません。

私自身も、声を大にしては言えないものの感じてしまうことがあります。
ギャップを理解し、埋めるのは簡単ではないので、
逆に、自分が新入社員だった頃を思い出してみました。

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私が新入社員の頃、上司は、30代前半の女性マネジャーでした。
仕事に対する責任感が大変強く、上昇志向のある方で、そして負けず嫌いでした。
上司の他にも同世代の女性管理職が何人かいたのですが、
他の管理職には負けたくない、というような印象の発言を何度か聞いたことがありました。

そんな仕事人間の上司は、言わずもがな、大変仕事に厳しく、
私は文字通り、毎日、叱られていました。

毎朝9時から15分、今日のタスク確認をするため、上司の席にいかなければいけないのですが、
上司「今日のタスクの〇〇〇は、いつまでに終わるの?」
私「えー・・・と、それはたぶん1時間くらいあればできるのではないかと・・・」
上司「え、遅すぎ、私なら10分でおわる、なんでそんなにかかるの?」
私「・・・」
上司と部下ではあるあるな会話だと思うのですが、これが毎日というのが本当につらく、
自分でスケジュール管理ができるようになってからは、
自然と足が向かなくなり、朝の15分MTGは自然消滅しました。

何をしても叱られるので、上司に話しかけたくなくなってしまっていました。

ただひたすら、やるべきことをスケジュール通りにミスなくきっちりやる。
それだけを考えて、一人黙々と仕事をしている一年目でした。

そして、一年目がおわる評価面談にて、その上司に、
「あなたはただの作業者でしかない。
 お客様に対して、何の付加価値も提供していない。」
と、ばっさりやられました。

大変落ち込んだことを今でも覚えています。
そんなことを考える余裕がないほどに日々の業務で精一杯だ、という反発心もありながら、
心の中では、悔しさがありました。
「コンサルティング」という仕事がしてみたくて自分で選んだ会社なのに、
必死で自分なりにはやってきたはずなのに、一切できていないという事実がショックでした。


そんな私も、二年目に、初めて新卒採用を行うベンチャー企業様に対して、
同期と二人で、企画立案からインターンや採用選考の実施までを二人三脚で立ち上げ、
一年目で経験した知識をフルに活用してお力添えすることができたことで、
一年目の苦しさ・もがきが血肉になっていることを実感することができました。

自分の成長を実感できるようになったり、後輩ができたりすることで、
ようやく、上司の言葉とその背景、想いを理解することができ、
あのときは本当にありがとうございました、
そして、突如、朝のMTGに行かなくなりすみませんでした、
と、素直に言えるようになっていました。


後日、上司が当時の私をどう思っていたのか、聞いたことがあります。

<上司のコメント>
・顧客志向でお客さんのためにがんばれる人だと思っていた
・どれだけ叱っても反応が薄く、全然響いてる気がしなかった
・マネジャーになりたいとは思わない、という欲のなさが全く理解できない

いやいや!叱られすぎてもはや反応すらできてないだけですから!しっかり落ち込んでましたから!
いやいや!管理職になるだけがキャリアステップじゃないですから!

これがいわゆる世代間ギャップなのかと感じた次第です。
当時、上司は私が考えていることがわからず、どう接するべきなのか、
頭を悩ませていたんだろうということは、いまならよくわかりますし、
あきらめずに叱り続けてくれたことに、改めて感謝の気持ちです。

自分の目線では見えていないこと、気づけていない世界がたくさんあります。
どの世代においても、自分では知りえない世界をみている相手に対して謙虚に、
そして、互いに学ぶ気持ちをもって接することが大事なのだと思います。
一方通行では絶対にうまくいきません。
お互いに、人として信頼しあう、ということがスタートラインなのだと思います。


編集後記


私は幼いころ、母親から、
「人からされて自分が嫌と思うことは人にしてはいけないよ。
 自分が嬉しいと思うことを人にしようね」
と言われてきました。

なので相手の気持ちがわからないなど、人との関係やコミュニケーションに悩んだときは、
いつもこの言葉を思い出し、自分だったらどう思うか?
ということを考えて行動するようにしていました。

しかしながら、最近は、
自分の気持ちが正解ではなくなってきているなと感じています・・・
年を重ねて、自分のモノサシがはっきりしてきていることもあるかもしれません。

自分が感情的に理解・共感できなかったとしても、
相手を理解しようとする、という努力を続けなければと思います。

それでは、次回もお楽しみに!

分部 理恵