2013.02.20号
弱くても勝てます
こんにちは、株式会社シンカメールマガジン『 真価と進化 』編集局です。
アベノミクスにより、日本経済の復活に期待が寄せられ、
史上稀にみる円安、株高の動きが継続していますね。
そんな世の動きを察知してかせずか、
14卒新卒採用の学生の動きも鈍いと多くの企業様から伺います。
エントリー数は、大企業は昨年を上回っていますが、
中堅・中小企業は昨年比50%といった企業も見受けられます。
しかし、特に2月後半になって例年ならば会社説明会が「満席当たり前」
の大企業ですら、説明かが埋まらない、エントリーシート提出が鈍い、
という現象が起きているようです。
どうやら、就職活動を終えた先輩や大学の就職課から、
「企業を絞って、入念な企業研究、自己分析をした方がいい」
とアドバイスをもらっているようです。
そこで、採用担当者として考えるべきは、
「限られた選考母集団から、いかに確実に内定承諾をもらうか?」
ということにテーマをシフトしていかなければなりません。
本日は、競合他社に競り勝ち、内定承諾を勝ち取るための
一つのヒントとして、「弱くても勝てる」方法をご紹介したいと思います。
それでは『 真価と進化 』2013.02.20号を是非、最後までお楽しみ下さい。
弱くても勝てます
弱くても勝てる?
弱かったら勝てないじゃないか!
と思われますが、勝つ方法はあります。
それは、勝てる領域を絞り、勝てる土俵で戦うことです。
少し前ですがフジテレビの「とくダネ!」でも取り上げられていましたが、
「開成高校野球部のセオリー」というベストセラーがあります。
日本一の進学校である開成高校の野球部は、
1週間の練習時間がたったの3時間、甲子園予選1回戦敗退の常連だったのですが、
平成17年の全国高等学校野球選手権大会の東東京予選でベスト16に勝ち進んだのです。
彼らの勝つ戦略を、私なりに端的にまとめますと、
「エラーで大量失点する前に、フルスイング打線でどさくさにまぎれて大量得点し、
一気にコールド勝ちするノーリスクハイリターン戦略」
と言えます。
高橋監督は、エラーや三振については、まったく怒りません。
ただ、「フルスイングをしないこと」だけは無茶苦茶に怒るのです。
ここに、とても重要な示唆があります。
それが、「自らの強みを自覚し(磨く強みを絞り)、勝てる土俵で戦う」ということです。
以下、学生が企業を選択する基準の一例です。
競合他社と比較した時、あなたの企業の強みは何でしょうか?
─────
1.事業内容
2.成長性、将来性
3.社風
4.仕事内容
5.給与
6.経営方針
7.福利厚生
8.商品開発力
9.教育研修制度
10.知名度
11.企業規模
12.安定性
─────
3つに絞り、それが学生が聞いてわかるレベルの具体的な事例で
伝えられることが重要です。
例えば、「うちは風通しのいい社風です。社長でも“さん”づけで呼んでいます。」
“さん”づけで名前を呼び合う会社は最近はとても多いですし、
学生からすると、肩書で呼ぶことがどの程度常識なのか知らないため、程度がわかりません。
「1年目の山田君が、入社して間もない5月に、資料整理の仕事を命じられました。
山田君は大量の資料を整理するうち、なんてムダな紙資料が多いんだと思い、
上司にオフィスのペーパーレス化の提案をしたところ、
『じゃあ、それ、今度の経営会議でプレゼンしてくれる?』と言われ、
1週間後の経営会議で自らプレゼンした結果、実際に半年後からペーパーレス化の
オフィス機器導入、全社のルール徹底が始まり、
年間で1000万円のコスト削減が実現されました。」
このくらいの具体性が必要なのです。
さて、あなたの会社の強みは何ですか?
弱みは、強みを磨いてから、なきものにしてけばよいのです。
内定出しのシーズンが到来する前に、
改めて自社の強みを整理する準備をされてみてはいかがでしょうか?
編集後記
私が岩手の片田舎で中学野球をやっていた時、
マンモス校は、全校生徒数600人、野球部部員60人なのに対して、
私の中学は、全校生徒70人、野球部員は20人。
つまり、1~3年生のほぼ全員がベンチ入りできました。
そんな私の中学が、マンモス校相手に5-1、2-1…と勝ち進み、
準優勝することができました。
約20年ぶりに当時のコーチと話すことがあり、
どんな戦略で勝とうとしていたのか、聞いてみました。
すると、
「お前達の学年は、バッテリーが他校と比べて抜群に良かった。
だから、ハデさに欠けるが、完璧に守り、バントで点を稼ぐ戦略だった。」
と教えてくれました。
・・・野球をする人間としては、ホームランでバンバン得点を稼ぎ、
ハデに圧倒的に勝ちたいものです。。。
しかし、この「欲」とも言えるものが、戦略を邪魔するのです。
冷静な心と、客観的な事実に基づいた分析が必要なのだと、
私自身も改めて認識したのでした。
それでは、次回のメルマガもお楽しみに!
(田中 裕也)