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『 真価と進化 』

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2013.06.19号
「恩送り」の習慣

こんにちは、株式会社シンカメールマガジン『 真価と進化 』編集局です。

新入社員が正式配属され、いよいよ現場での仕事を教え始めた企業様、
さっそく新入社員に責任ある仕事を任せる企業様もいらっしゃると思います。

そんな日々現場で鼓舞奮闘される先輩社員の方々に、
今回はエールを送り、優れた組織づくりの一助にしていただければと思います。

それでは『 真価と進化 』2013.6.19号を是非、最後までお楽しみ下さい。


「恩送り」の習慣


最近、元銀座ホステス、現株式会社アップウェブ代表取締役社長の
藤田尚弓さんが書かれた「銀座で学んだ稼ぐ人のシンプルな習慣」という
著書を読みました。

その中で、最も印象に残っているのが「恩送り」の習慣というものでした。

私は銀座のクラブに足を運んだことはありませんが(残念!)、
ビジネスの世界でも活かせるのではないかと感じたのでご紹介します。


皆さん「恩返し」という言葉はご存じだと思います。
誰かに何かをしてもらったら、お返しをする「恩返し」。
銀座の女性はそれを「恩返しなら鶴でもする」と一蹴するそうです。

銀座では「誰かに何かをしていただいたら、そのご恩を返すのはあたりまえ。
銀座の女なら、してもらったことを次の人に送りなさい」と教えられるそうです。

例えば、「もう着ないから」と新人にドレスをくれるお姉さん。
(実は新人のために買ったもの)

例えば、経営者のお客様とどんな話をしたらいいかわからない新人に、
たくさんの本をプレゼントしてあげる店長。

例えば、おいしいお店の一つも知らず話についていけない新人に、
何度となく食事に誘ってくれるお客様。
(実は、ママからお願いされて誘ってあげている)

など。

「そんな恩は返しても返しきれないでしょ」というのが銀座の教え。

しかし、これはただの「美談」ではないそうです。

人は誰かにしてもらうと、お返しがしたくなる・・・
これを心理学では「返報性」と呼びます。

親切が何らかの形で返ってくることを経験的に学び、
「教え」という形で伝えることで多くの恩恵を受け、
繁栄を続けているのが銀座の街だというのです。

どんな世界でも成功している人は、ごく自然に恩送りを実践しているそうです。


「先輩にしてもらって助かったことは、後輩にしてあげよう。
そして、先輩にされて嫌だったことは、後輩にはやらないようにしよう。」

もし、このように思って実践を続ける人材育成の風土が定着する企業様であれば、
どんどん人が成長し、優れた組織ができあがると思いませんか?

幸運を引き寄せる組織づくりのお手伝いができるよう、
我々自身が恩送りの風土が根付いた会社であれるよう、日々精進します。

編集後記

恩送りについて書くにつれて、私自身が先輩にしてもらった恩を思い出しました。

何も経験がない新人の私が納得いくまでロジックを整理して説明し、
提案書が完成する朝4時まで付き合って下さった方。

地方行脚の仕事で、その土地の食べ物、遊び方を教えてくださった方。

私の大失敗に、お客様に本気で頭を下げてくださった方。

恩送りといえることは何一つできていないように思えて反省しましたが、
少なくとも言えることは、やはり同じことを後輩にしなければと
思っている自分がいるということです。

やはり人材育成風土は、脈々と受け継がれるようですね。
これも企業の「ちがい」の一つになると感じました。


それでは、次回のメルマガもお楽しみに!

(田中 裕也)