2013.08.15号
「優秀な人財」の定義とは
こんにちは、株式会社シンカメールマガジン『 真価と進化 』編集局です。
この時期になると、恒例行事のように「例年を超える暑さ」という言葉を耳にします。
実際に、身を以て暑さを体感しているので疑うことはありませんが、
本当に毎年、そんな簡単に例年の暑さを超えられるのでしょうか・・・
先入観で例年を超える暑さと思っていますが、実際は毎年そこまで変わらない気がします。
今回は「例年を超える暑さ」と同じように先入観たっぷりで使われている
「優秀な人財」という言葉に対して、最近の体験を踏まえて個人的な意見を
述べたいと思います。自社の採用・教育を考える際に参考に
していただければ幸いです。
それでは『 真価と進化 』2013.8.15号を是非、最後までお楽しみ下さい。
「優秀な人財」の定義とは
色々な方とお話をさせていただくと出てくる「優秀な人財」という単語。
はたして、「優秀な人財」の定義とはどういったものなのでしょうか。
先日、実家に帰った際に、中学時代の同級生の仕事を手伝う機会がありました。
このお盆前の時期で人が足らず、急遽ピンチヒッターとして、
配達の仕事をすることになったそうです。
しかし、彼は普段配達の仕事ではなく、営業をしており、
今回のエリアは過去に配達したことも全くないエリアでした。
内心、かなり不安を覚えながら、手伝うことになったのですが、
彼は配達の前に、顧客リストにざっと目を通して、いくつか詳細を確認しただけで
50件もの配達を、一つもミスすることなく、想定の時間の
3分の2程度の時間で終えてしました。
後で話を聞いてみると、地図と配達先をすべて暗記して、
随時最短ルートで動けるように計算をしながら配達をしていたそうです。
中学時代は全く勉強も出来ず、素行も褒められたものではなかった彼が
そこまでの記憶力と思考スピードを発揮していることに内心驚きを隠せませんでした。
日常生活からは想定も出来ない頭の回転の速さを見せた彼に、
その理由を聞いたところ
「勉強したところで何になるかわからんけど、
稼がなしゃーないから、目の前の仕事は本気でやるねん。」
という回答が返ってきました。
この一言と彼の仕事ぶりを見ていると、「優秀な人財」の定義とは
単なる表面的な能力の有無ではなく、目の前の仕事に本気になることが出来、
その職場で成長し続けることのような気がしました。
彼の仕事ぶりは、確実に「優秀な人財」と言えると思いますが、
しかし、そんな彼の優秀さは一目でわかるはずもなく、
多分、彼が弊社の面接に来ていても内定が出ることはないでしょう。
しかし、彼の大事にしている価値観・仕事の動機とマッチする
労働環境であれば、「優秀な人財」になりえるのです。
企業側は大量募集・大量採用の採用活動を行い、
学生側は大企業市場主義になり、
見失われつつありますが、学歴や学生時代のエピソードなどの表面的な優秀さだけでなく、
本人が能力を発揮するポイントを見抜き、責任をもって
「優秀な人財」に育てていくことが必要になってくるのではないでしょうか。
初めから優秀な人財なんてそうそういるはずもないと思います。
採用・教育の成功とは、「優秀な人財」に仕上げることです。
表面的な優秀さではなく、本質的な優秀さを持った人財を
採用・教育するお手伝いをしていければと思います。
編集後記
上記の特集では、本人の価値観・動機と労働環境を擦り合わせる事が
重要で、それによって優秀な人財にもなりえる。と書かせていただいておりますが
では、自分が「優秀な人財」か?と問われると、疑問が残ります・・・
まずは、自分がどんな価値観を持っていて、どんな動機で働いていて、
自社であればどのようにして満たせるかを考える必要があると思います。
みなさんに説明する際のモデルケースになれるように、
日々精進してまいります。
それでは、次回のメルマガもお楽しみに!
(中村 岳人)