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『 真価と進化 』

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2013.09.11号
“Aさん”との採用コミュニケーション

こんにちは、株式会社シンカメールマガジン『 真価と進化 』編集局です。

2020年、夏季東京オリンピック開催地が東京に決定し、
今後ますます、経済成長が期待される機運が高まってきましたね。

日本の招致団のプレゼン力やチームワークも取り上げられ、
日本が一つになる、とても素晴らしいきっかけになることを期待しています。

さて、今回は、15卒採用戦略を決定される企業様が多い今、
改めて「短期化」した新卒採用マーケットにおける、
採用コミュニケーションのあり方について考えたいと思います。

それでは、『 真価と進化 』2013.9.11号、最後までお付き合い頂ければ幸いです。


“Aさん”との採用コミュニケーション


「採用コミュニケーション戦略」といいますと、
一般的には、エントリー>セミナー>グループディスカッション>面接・・・
というスクリーニングのプロセスに合わせて、
どのタイミングで、何を伝えるべきか?を整理し、
学生の動機形成シナリオを描くことを指します。

しかし、これは短期化した新卒採用マーケットでは、通用しないかもしれません。

とある企業様の14卒採用活動の分析をお手伝いさせていただたいところ、
13卒と異なり、以下の傾向が明らかになりました。


■学生は、口コミ(先輩、両親、教授など)で情報を集め、
 業界を決め打ちでエントリーしている。

■決め打ちした業界へ、12月上旬に一気にエントリーしている。

■2~3月は会社説明会参加、ES書きで疲労困憊。

■4月上旬に志望業界の企業の面接へ一気に突入し、内定を取得する。

■併願先の違いがわからないが、その後内定がもらえるか不安なため、
 自分を認めてくれた会社の内定を承諾する。

■この「第1クール」の選考の波に乗った学生は、
 約8割が12月上旬にエントリーしている。

■しかし、12~3月の4か月間、この企業との接点を持てたのは2回にすぎず、
 特に志望度が高かったわけではない。

■12月中旬以降にエントリーした「第2クール」の学生は、
 志望度が高まる会社説明会に参加する機会ももらえず、
 業界、会社、仕事を理解しないまま4月中旬の面接に臨み、落とされている。

■2月以降、各社のES、適性検査に不合格となり、改めて他業界の可能性を
 探し始めエントリーした「第3クール」の学生は、
 自分がやりたい仕事があやふやなまま面接に臨むため、
 不合格にされるか、または他業界へ辞退する。


さて、ここで、この企業の「第1クール」に参加した、
Aさんの活動を考えてみましょう。

12月上旬:同社へエントリー、採用HPにて情報収集

2月上旬:会社説明会へ参加、入社案内を受け取る ★

2月下旬:エントリーシートを提出

3月下旬:エントリシート合格連絡をもらう

4月上旬:1次面接


さて、Aさんは、12~3月の4か月間で、★(=企業と直接接した機会)は
1回しかありませんでした。
しかも、エントリー~会社説明会の間は2か月、
会社説明会~1次面接の間も2か月でした。

これで、充分な情報提供と接触機会ができたと言えるでしょうか?


弊社独自の調査によると、学生の志望度が上がったシーンの95%以上が
「会社説明会」「リクルーター面談」「面接」など
リアルに接触した機会でした。

また、「どのくらいの頻度で接点を持てば、志望度が維持されるか?」
(逆に言うと、どれだけ放置しても忘れられないか?)
という疑問については、「1か月」が限度でした。


つまり、Aさん(早期にエントリーしてくれた優秀な学生)を
自社に入社したいと思わせるためには、
例えば以下のような、採用コミュニケーションが理想的と考えられます。


12月上旬:エントリー、採用HPをチェック
12月中旬:メルマガ(1)が届く
12月下旬:My Pageに企業情報が届く
1月上旬:プレセミナーに参加 ★
1月中旬:メルマガ(2)が届く
1月下旬:My Pageで会社説明会予告コンテンツが届く
2月上旬:会社説明会に参加、入社案内を受け取る ★
2月中旬:メルマガ(3)が届く
2月下旬:会社説明会復習Movieを見ながら、ESを提出
3月上旬:先輩社員との座談会に参加 ★
3月中旬:メルマガ(4)が届く
3月下旬:My Pageに面接官からのメッセージが届く
4月上旬:1次面接~内定 ★


・・・ちょっとくどかったですね。

これが、“Aさん”を中心に考えた、採用コミュニケーション戦略です。
4月上旬の内定出し競争に目が奪われがちな企業様、
ぜひ一度、貴社の“Aさん”目線で採用コミュニケーションを
見直されてみてはいかがでしょうか?

編集後記

採用コミュニケーションというテーマで原稿を書くにしたがい、
自分自身の就職活動とシンカとの採用コミュニケーションを思い出しました。

様々な事業、仕事、風土を生で学べる会社説明会というものにハマり、
すでに120社の会社説明会に参加していた私は、
どの業界、会社、仕事でもきっと価値があり、面白いんだろうなと
ある種の「悟り」を開いてしまっていました。
「入りたい!」と思える会社がない、と・・・。

周囲の友人達は、メガバンク、総合商社、広告代理店、大手メーカーの
リクルーター達に続々と青田買いされていくのを横目に、
完全に独自路線で迷走しているようでした。

そんな中、「コンサルティング」という検索条件でポチッと一括エントリーし、
社名すら覚えていなかったシンカの2月の会社説明会に参加しました。

そこで、このメルマガのタイトルでもある「真価と進化」という
企業理念の説明しかしない、奇特な雰囲気に完全に惹きこまれ、
その場で「入りたい!」と思いました。

しかし、その後の選考プロセス(採用コミュニケーション)が非常に長く、
2月上旬~内定が出る4月上旬の2か月間で、なんと「7回」も面接があったのです。

つまり、ほぼ1週間に1回のペースです。

「シンカに入りたい!」と思っていた私ですが、
友人に総合商社の選考に誘われたり、お前は広告代理店が向いていると
言われたこともあり、他も受けてみるかな~という気分にはなりましたが、
今思えば、シンカは他を見る隙を与えてくれなかったのですね。

さて、真意を問いに、当時の役員に「7回面接」の話を聞いたところ、

「お前は、本当に物議を醸しだしたんだ。
採用するかどうか、迷いの表れが、7回面接だ。」

とのことでした。トホホ・・・
調子に乗ってはいけませんね。

しかし、こうして今も見事シンカで働いているということは、
「7回面接」は成功したということになるのでしょうか。


最後までお付き合い頂きありがとうございました。

それでは、次回のメルマガもお楽しみに!

(田中 裕也)