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『 真価と進化 』

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2014.04.02号
若手社員の成長の伸びしろ(最近接発達領域)

こんにちは。
株式会社シンカメールマガジン『 真価と進化 』編集局です。

いよいよ4月に入りましたね。
多くの企業が新年度を迎え、特に人事の方々は新入社員の受け入れ、
また翌春入社の採用活動にお忙しい時期ですね。

さて、本日はそんな4月に相応しい若手社員の“成長の伸びしろ”について
考えてみたいと思います。

個性、特性の違う若手社員の育成に悩む研修担当者の方や管理職の方必読です!

それでは、『 真価と進化 』2014.4.2号、最後までお付き合いください。


若手社員の成長の伸びしろ(最近接発達領域)


4月に入り桜も満開になり本当に気持ちのいい季節になりました。
新入社員も桜のごとく能力を咲かせてもらいたいものですね。


桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿なんて言葉もありますが、
樹木であっても種類によって管理方法は違う、それは人だと尚更ですよね。

さてさて、今回はそんな若手社員の個々の能力の咲かせ方について考えていきたいと思います。

最近接発達領域という言葉をお聞きになったことはありますでしょうか?
最近接発達領域とは、ロシアの心理学者のヴィゴツキーが提唱したものです。

最近接発達領域とは、「人の力を借りてすれば出来ること」と
「自分一人でできること」の差分を指します。


「人の力を借りてすれば出来ること」 - 「自分一人でできること」 = 最近接発達領域


簡単にいうとその個人の成長の伸びしろと言えます。

主に学校教育の場おいて活用される理論ですが、
我々社会人の育成場面においても活用できる理論です。

若手の将来有望な社員に仕事を任せたら、精神疾患で休んでしまった。
最近よく耳にする話です。

例えば、入社間もない知識と経験が不足している新人には、
上司および先輩が手と頭を貸しながら業務を進め経験値を積ませ、
ある程度経験と知識を身に着け社内評価も上々、
そんなタイミングで新しい業務やプロジェクトを上司から任せる、
よくある育成を見据えたマネジメント方法の一つだと思います。

しかしこれが個人にとって適度な難易度では無く、尚且つ適切な支援も無かった場合、
前述の不本意な結果を生むことになります。

成長を促したい若手社員が個人で遂行できる業務の難易度と範疇はどれくらいか、
またどのくらいの業務負荷に耐えれるか、どれくらいのサポートが必要なのか、
これらを事前に考えた上で与える業務を決定することがとても重要です。

凄く当たり前な考え方ではありますが、実践となるととても難しい。

成長のため責任ある仕事を任せてくれて、
細かいことはとやかく言わず必要な時に必要な分だけ支援がある。

まさに理想の上司ですね(笑)

仕事を振る前に振る対象の人物が、
人の力を借りて出来ること-自分一人でできること=成長の伸びしろ
は何かを一度整理してみられることをお勧めします!

編集後記

私も【2】でご紹介したキャリアコーチングというサービスや面接を通して、
年間数百人の学生さんとの接点があります。

そんな学生さんとの面談の中でも特集で書かせて頂いた
最近接発達領域というものを意識しています。

個人の思い描くキャリア(目標)と現状の差分は何か?
差分に対し取り組めること(取り組むべきこと)は何か?を
コーチングの会話の中で導き、これまでの経験踏まえ適度な難易度で
目標の実現のために取り組むことを設定する。

そして日を改めて目標を実行した成果を検証していくわけですが、
そもそも実行されていないことも多々あります・・・。

動機付けもまた難しいものです。


(浦 拓平)