2014.06.18号
経営チームの成功条件
こんにちは。
株式会社シンカメールマガジン『 真価と進化 』編集局です。
6月に入って、16卒新卒採用戦略を企画し始める企業様が増えております。
今年は採用スケジュールの変更により、企画に充てられる期間が長いため、
新卒採用の求める人物像・仕組みそのものから見直す
ご相談をいただくようになりました。
そこで、近年よくご相談をいただく「新しいビジネスを創造できる人材」
の参考にしていただけるように、「経営チームの成功条件」について
お届けさせていただきます。
それでは、『 真価と進化 』2014.6.18号、最後までお付き合いください。
経営チームの成功条件
ジョン・W・ムリンズ著の「ビジネス・ロード・テスト」という書籍で、
新規事業を成功に導く7つの条件について紹介されています。
7つの条件のうち、3つが「経営チームの成功条件」として挙げられています。
その3つとは、以下のとおりです。
1.使命、野心、リスク許容度
2.CSF(Critical Success Factor)に対する実行力
3.バリューチェーン上での人的ネットワーク
では、それぞれ、具体的にどのようなものでしょうか?
1.使命、野心、リスク許容度
『使命』どのようなビジネスを目指すのか?どのような市場にサービスを提供するのか?
『野心』どこまでの目標達成レベルを狙うのか?
『リスク許容度』夢を実現させる過程で、どのようなリスクを冒すのか?
そのために、どのような犠牲を払うのか?
2.CSF(Critical Success Factor)に対する実行力
・企業の業績に深刻な悪影響を与える決定や行動とは、どのようなものか?
・企業の業績にこの上ない好影響を与える決定や行動とは、どのようなものか?
・そのCSFの実現する能力を持ち合わせている、もしくは経営チームに
必要なことや欠けていることを明確にし、他者の助けも得ながらそのギャップを
満たすことができるか?
3.バリューチェーン上での人的ネットワーク
・サプライヤー、競合他社、顧客や流通チャネルのメンバー、
最終消費者やエンドユーザーとの人的ネットワーク
・それらのネットワークを活かして以下のようなことができる
→市場における幸運な動向や変化を明確にすることで、そこから利益を
得られるようになる
→将来競合しそうな企業よりもいち早く実行できる
→新たな事業展開について、社外から幅広く評価を得られる。
その結果、当て推量ではなく、証拠を基に新しい事業を進められる
私なりに粗っぽく解釈すると、
「夢と、ツボを押さえる能力と、人の力を借りる力」
が必要ということなのではないかと思いました。
注目していただきたいと思ったのは、「人の力を借りる力」です。
求める人物像の定義の中では、「チームワーク」「巻き込み力」という言葉で
表現されることが多いと思います。
チームワークは「和を乱さない」「助け合い」という意味で、
巻き込み力は「目標達成のために、人の力を借りる」という意味で
使われていることが多いと思います。
「人の力を借りる」ためには、CSFの定義にあるように、
自身の強み・弱みを受け入れ、他者からのフィードバックを客観的に
受け入れる姿勢を持つことが必要なのではないかと思いました。
より掘り下げていくべきテーマかと思いますので、結論めいたものがなく恐縮ですが、
「新しいビジネスを創造できる人材」の定義のご参考にしていただければ幸いです。
編集後記
やってみなければわからないとは、よく言われることです。
弊社も新規事業の立ち上げに鼓舞奮闘していますが、
どこまで考えても、やってみて初めてわかることがどんどん出てきます。
ネット社会ですから、情報はweb検索すれば山ほど出てきますが、
やはり経験に勝るものはないと、改めて実感します。
「知っている」と「やったことがある」には大きな開きがあるのです。
最近の若者は…と言いたくはありませんが、
最近の大学生は、「やったことがある」の体験談が非常に少ない、
もしくは身近な範囲の体験談しかなく、少し寂しい感じがします。
大学生のお財布事情が厳しくなっているというニュースもあるようですから、
これは大人として「経験」をさせる機会や資源を提供しなければいけないな、
と強く感じる次第です。
新規事業を成功させ、ぜひそのような問題をクリアできるようになります。
ご期待くださいませ。
(田中 裕也)