2014.07.02号
出会いと出来事がキャリアをつくる
こんにちは、株式会社シンカメールマガジン『 真価と進化 』編集局です。
7月に入り、梅雨明けまでもう少しの辛抱ですね。
私は先日、梅雨明けまで待てずに、急遽思い立って
河口湖へ行きましたが、雨は免れたものの、残念ながら曇りで
富士山を眺めることはできませんでした。
ただ、東京よりも涼しく、空気が澄んでいて、
ゆっくり温泉に浸かり、リフレッシュできました。
今週は大学の友人と湯河原へ行ってきます。
関東近辺でお勧めの温泉があれば、ぜひ今度教えてください。
それでは『 真価と進化 』2014.7.2号を是非、最後までお楽しみ下さい。
出会いと出来事がキャリアをつくる
人事領域が長い方、キャリア論に興味のある方はご存知の方が多いと思いますが、
本日は2つのキャリア論についてご紹介します。
(1)天職ありき論:キャリアアンカー論
マサチューセッツ工科大学の組織心理学者エドガー・シャイン氏によって
提唱された概念で、船がアンカー=錨を落とすように、自分の適性や
自分が価値を感じること、自分がやりたいことを早く見つけ、
そのゴールを目指してキャリアを積んでいくことが望ましいという考え方です。
つまり、最初にいかに天職をみつけ、その天職をきちんと目標と認識するところで
勝負が決まる、というものです。
(2)偶然ステップアップ論:計画された偶発性理論
スタンフォード大学の教育学・心理学教授ジョン・クランボルツ氏が提唱した
『計画的偶発性理論』(プランドハプンスタンス理論)では、
キャリアは偶然発生したことにきちんと対応し、その積み重ねで形成されるという
考え方を謳っています。
だからといって、「目標を持つのは意味がない」ということではなく、
「運もまた自分自身にうまく生かそうとする準備がなければ、
生かすことができない」と言っています。
また、そのために大事な要素を5つあげています。
「好奇心」「持続性」「楽観性」「柔軟性」「リスク・テイキング」です。
○好奇心(Curiosity):新しい学習機会を模索すること
○持続性(Persistence):失敗に屈せず努力をすること
○楽観性(Optimism):新しい機会が「必ず実現する」「可能となる」と捉えること
○柔軟性(Flexibility):信念、概念、態度、行動を変えること
○リスク・テイキング(Risk-taking):結果が不確実でも行動を起こすこと
自分の方向性や基盤はしっかり持ちつつも、それに固執せず、
偶然の出来事に出合った自分自身の変化を楽しみ、
その中で自分のキャリアを考えていくということです。
私は、就職活動時代にこの考えに出会い、
それまで『自分の目標ややりたいことを明確にしなければ』と
気負っていたのが、すぅっと軽くなったのを覚えています。
就職を何か特別なことではなく、自身のそれまでの延長線上として
考えられるようになりました。
現在も学生と接する中で、この考えを取り入れるようにしています。
社会人になってからも、必ずしも自分が望んでいる
職種・ポジションに就くことができないことは往々にありますし、
そこでモチベーションが下がったままでは機会を生かすことができません。
アサインされた仕事に意義を見出し、そのなかで最善を尽くす柔軟性が必要で、
そのなかで、次のチャンスや興味・目標も生まれてくると思います。
キャリアは、多くの偶然の出来事に左右されるとはいえ、「行動」しなければ
その機会が生かせないのです。
「振り返ってみると」という「出会い」や「出来事」って結構あるものですよね。
成功体験や失敗体験から学ぶ姿勢を持ち、自己成長の糧となる
「計画された偶然」と捉えることができれば、
あらゆる物事の見方が変わるかもしれません。
キャリア形成に関わるような「計画された偶然」を、
もっと提供できる社会であったらなぁと、妄想中です。
編集後記
TBSテレビの日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』、観られていましたか?
『半沢直樹』に続き、日曜夜の楽しみだったのに、最終回を迎えてしまい、
先週の日曜日は意気消沈していました(笑)
どんなに苦しいときでも、誠実さをもち正義を信じ、
信念を曲げずに、価値あるサービスをご提供していきたいと思っています。
「プレーボール!」
(山内 綾子)