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『 真価と進化 』

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2015.01.15号
幹部から学ぶ学生時代に身に付けておきたい能力

こんにちは。
株式会社シンカメールマガジン『 真価と進化 』編集局です。

年末年始に実家の大掃除をしました。
「いつか使うかもしれない…。」と思い取っておいたものが沢山あったので、思い切って断捨離を決行。
ゴミ袋12個を記録する大掃除となりました。
洋服をはじめ、中学/大学受験時代の参考書やら、学生時代のノートやら…色々なものを捨てました。
掃除中、大学時代に経営学関連の授業で使っていた教科書の中に、
タイトルの印象的な書籍を発見しました。

『こんな幹部は辞表を書け』

『辞表を書け』とは、キャッチ―なタイトルにするために書かれているだけで、
内容としては、幹部に求められる能力が紹介されています。

本日はその書籍についてご紹介させて頂ければと思います。

それでは、『 真価と進化 』 2015.1.15号、最後までお付き合いください。


幹部から学ぶ学生時代に身に付けておきたい能力


『こんな幹部は辞表を書け』では、
幹部には以下の7つの能力が必要であると書かれています。
(ここで言う「幹部」とは、一人以上の部下をもつ広い意味でとらえており、
英語で言う「Manager」にあたります。)

①目標思考力   -自分に荷物を負わせられるか
②方法発見能力  -困って困って困り抜け
③組織能力    -部下が"困る"ところを探せ
④伝達能力    -即座に、こまめに、全部の個所に
⑤動機づけ能力  -部下を不完全燃焼させるな
⑥育成能力    -どれだけの根気があるか
⑦自己革新能力  -自分を伸ばすのは自分しかいない

7つ全てをご紹介すると前編後編の2週またぎになりそうなので…
今回はこれらのうち、言葉は違えども、新卒採用における「求める人物像」として
挙げられることが多い3つについてご紹介させて頂ければと思います。

①目標思考力   -自分に荷物を負わせられるか
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■問題は"探す"ものではなく、自分が"創る"ものである。
 理想の低い幹部は、すぐに現状に満足し、問題が見えない。

■問題に基づき、自分にムリをかける目標を、自主的に負うこと。
 これは業績をあげるためではなく、自ら能力を高め、
 自分の自信の持てる範囲を広げるのに、最も有効な方法だからである。

■幹部は、未経験の問題に直面し、回避せずに取り組み、これを曲がりなりにも達成し、
 これによって自信を得、さらに未経験の問題に取り組むという
 "成長循環路線"に乗っかっていたいものである。

■目標には"期限"と必成の覚悟が必要であり、上役から先手取られた
 受け身のものではいけない。

■目標はの水準は、自分が知恵を振り絞らざるを得ぬほどのムリがかかっているとともに、
 自分と部下、あるいは会社の持つ力を判断に入れたものでなくてはならない。

■目標というものは、一度それを達成したら、
 ただちに次の目標を設定して新たな追及を開始すべきものである。
 幹部は自らを、常に"プロセス"のなかに置くことによって、
 初めて生きがいを見つけだすことができる。
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新卒でいうところの「チャレンジ精神」がこれにあたるのではないでしょうか。
右も左も分からない環境の中で、分からないなりに先輩の背中を見ながら、助けを借りながら、
目標にコミットするためになりふり構わずがむしゃらに頑張るというのは
若いうちだからこそ経験できる、経験しやすいものだと思います。
また、現状に満足してしまうと飛躍的な成長は見込めません。
目標を立てて達成し、また目標を立てて達成し…と継続的に実施するのはなかなか難しいですが、
そのサイクルを上手く回すことができれば、人の成長可能性は無限大だと思います。

②方法発見能力  -困って困って困り抜け
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■方法発見能力の基本はまず、"できない"とか"ムリだ"という言葉を、
 自分の禁句とすることである。

■"できない"と思うのは、自分が省略語法の魔術に引っ掛かっているときである。
 「いままでの方法では」できないのなら、従来のルール、習慣、方法を捨てて
 「いままでと違う方法」を探す。

■「いますぐには」という"できない"ならば、ゼロか100かを捨て、
 まずいますぐできる範囲 -それがいかに小さくてもよいから、
 そこから手をつけ、あとは粘りに粘って少しずつ積み上げていく。

■「自分一人では」という"できない"ならば、ではいったい、誰の力を借りたらよいかを考える。

■知恵というものはスラスラと出るものではなく、困った末に苦し紛れに出るものである。
 頭の底にこびりつき、いつも思い出す"宿題"を持っていなければ、立派な幹部とはいえない。

■方法発見能力を高めたいと思ったら、困って困って困り抜け。
 困っていない幹部が一番"困った男"である。

■自分を困らせるにはどうしたらよいか。
 それには自分が困る荷物(目標)を自分に負わすことである。
 目標思考力が弱いと、必然的に方法発見能力に欠陥が出るものである。
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新卒でいうところの「最後までやり抜く力」がこれにあたるのではないでしょうか。
途中で諦めてしまったり、力を抜いてしまったり、周りからストップがかかったり…
最後までやり抜くというのは簡単な様で難しく、面接でもこの手の経験があるかをよく聞かれるかと思います。
この経験があるかないかで、大きな壁にぶつかった際に
どれだけ周りを巻き込みながら、いかに最後まで行動できるかに
大きな差が出てくるのではないでしょうか。

⑦自己革新能力  -自分を伸ばすのは自分しかいない
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■絶えず未経験の問題に対決し、これを克服して自信を得るという、
 幹部の成長循環路線に自分を乗せること。

■これだけはカバーできないという二つの要素、
 自信による陶冶性減退と、視野狭小化の危険を防止するため、"自分のシステム"を設定すること。

■自分の弱点研究の結果を生かすこと。
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新卒でいうところの「向上心」がこれにあたるのではないでしょうか。
また、就活中の自己分析(主に自身の「弱み」)をきちんとできているかにも
当てはまるかと思います。
これもなかなか難しいもので、自身で短所と思っていたことが実は長所であったり、
自身の重大な欠点に気付いていないことも多々あることでしょう。

幹部と新入社員では勿論、知識や役割、課せられるタスクなど、
全てに歴然とした差はありますが、これらの能力は学生時代や新入社員時代に
身につけておくべき能力であると思います。

就活のために経験を蓄積する訳ではありませんが、
その就活をくぐり抜けると、長い長い社会人生活が待っています。
その中で真っ新の状態で戦うよりも、経験を武装しておいた方が、
何かあった際に、その経験が勝敗を分けることもあるのではないでしょうか。

学生時代、就活を経験した先輩が、「就活の面接で話ができるネタを作っておいた方が良い」と
皆にアドバイスをしていたことを思い出しました。
その先輩はやたらと、「自転車で日本一周旅行」や「バックパック」など、
印象に残ることをする様にと言っていました。
今思えば、それらをただやっただけでは、
本当にただのネタになってしまう可能性も往々にあると思います。

社会人ができる経験と学生ができる経験には勿論差はありますが、
「この経験の先に見に付くであろう能力は何だろうか。」ということを想像をしながら
限りある学生生活の中で、濃く、実のある、経験をするべきだ思いました。

編集後記

当時は試験勉強の為に内容を丸暗記していただけでしたが、
社会人になって改めて目を通してみると、
実際にあったシーンを想像しながらその能力の必要性が非常によく分かるな、しみじみ感じました。

これらの能力は目標を達成するために、仕事を上手くやっていくためには
幹部でなくとも、社員全員に必要な能力だと思います。

来年初めての後輩ができるので、先輩として立派な背中が見せられる様に
頑張ろう!と改めて気が引き締まりました。

近頃、インフルエンザや風邪が流行っています。
今回の風邪は、熱はすぐに下がっても長引くそうです。
かくいう私も先週末から風邪を引いてしまい、
なかなか治らず悩まされております。

寒い日が続きますが、くれぐれも体調にはお気を付け下さい。
では、次回もお楽しみに!

(加地 保菜美)