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『 真価と進化 』

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2015.02.04号
採用条件「日本語ネイティブレベル」を設けている企業の行く末

こんにちは。
株式会社シンカメールマガジン『 真価と進化 』編集局です。

皆さま、恵方巻は食べられましたでしょうか?
私は、食べていません。食べたことがありません。

よくよく思い出してみると、恵方巻を食べる文化は突然浸透していた気がします。
私は、アメリカ育ちなので、知らなかっただけなのか?と思っていましたが、
先日テレビで知ったのは、恵方巻を食べるのは元々は関西の文化らしいですね。

それでは、『 真価と進化 』2015.2.4号、最後までお付き合いください。


採用条件「日本語ネイティブレベル」を設けている企業の行く末


採用の仕事をしていますと、以下の採用条件を良く目にします。

  「日本語ネイティブレベル」

その理由の95%は…

  お客様・同僚・上司が日本人だから、日本文化や日本語が話せなければならない

…です。

私も外国人部下を扱ったことがあるから、非常にその気持ちはわかります。
納得感もあります。
ただ、企業力の衰退を招く、非常に短絡的な考え方です。

そう考えた経緯について、お話します。

一つの問いについて考えてみます。

  「世界のトップ層は、あえて日本語を勉強するのか?」

私は、「日本語を勉強する可能性は低いだろう」と考えています。
世界人口約70億人の内、わずか約1.2億人しか話せない日本語をわざわざ時間と
労力を割いて勉強する合理的な理由が見つからないためです。

私は、日本よりも海外生活の方が長く、過去多くの外国人と話してきました。
そして、日本語を話せる外国人の方には、必ずある一つの質問をしています。

 「何故、日本語を勉強しようと思ったのか?」

この質問の回答の90%は…

  名探偵コナンが好き
  エヴァンゲリオンが好き
  東京ラブストーリーが好き

  ファイナルファンタジーが好き
  リラックマが好き
  ハローキティが好き
  ガンダムが好き
  アキラが好き
  彼女が日本に留学したから追っかけて日本に来た

…です。

つまり、仕事の志・使命感・取り組みたい社会課題・社会貢献意識などの動機から
発せられたものではなく、趣味趣向の延長線上で、勉強をはじめた傾向が極めて
高いことが伺えます。

これらの趣味趣向を否定するつもりはありません。
(私自身も、「ガンオタ」です。※ガンダムオタクの略称)

しかし、このような理由をきっかけに、自身のビジネスキャリアを決める専門性や
第二カ国語を決める方に、どれだけ世界のトップ層が含まれているのでしょうか?

世界のトップ層こそ、英語や中国語の習得に、その時間と労力を費やすのではないでしょうか?

誤解を招かないためにも、私の考えを明確にすると…

  世界のトップ層であり、且つ日本語がネイティブレベルな人材は、「数少ない」

…と考えています。

私は、過去日本語を話せる優秀な外国人と何度も会ってきました。だからこそ、
トップ層は必ずいると確信しています。
しかし、同時になかなか遭遇できないとも思っています。

「日本語ネイティブレベルじゃなくても大歓迎」という採用基準に切り替えることで
はじめて、英語人口約14億人や中国語人口10億人の中のトップ層から
人材を採用できる土俵に乗ります。

これができなければ、日本語人口1.2億人のトップ層の中から、他の企業と
日本語人材の争奪戦を繰り返すことになります。
それは、同時に世界基準で見た時に、将来の企業力の衰退を引き起こすことを
意味するのではないでしょうか?

だからこそ、楽天は2010年に英語公用語化に踏み切ったのではないでしょうか?
(採用HPを見ると、職種関係なく正社員採用の応募条件は、TOEIC800点以上)
私は、楽天は未来に繋がる勇気ある英断をしたと思っています。

会社が未来永劫存続するためにも、「日本語を前提とした事業開発・組織開発」から
「言語不問を前提とした事業開発・組織開発」に、早々に手を付け、
「日本語を話せない世界のトップ層」の人材採用に取り組めるような
組織作り・土壌作り・職場環境作りを強く推奨します。


※英語人口、中国語人口、日本語人口とは = 各言語を公用語として使っている人口


編集後記

今回、このメルマガを担当することになった際、何を書けば良いか迷いました。

同僚に聞くと、「書くことがなくて困る」そうなのですが、
私の場合、「書きたいことがあり過ぎて困る」です。しかも私は、話が長い!

そんな時、うちのかわいいメンバーの山内と中村に言われたこと…

  「大橋さん、話したいことたくさんありそうなので、
  ブログはじめて、定期的に吐き出した方がいいんじゃないですか?」

考えていることは、整理してアウトプットして、はじめて自分の骨血肉に
なると思っております。本気ではじめようかなと思いました。


では、次回もお楽しみに!

(大橋 徹)