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『 真価と進化 』

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2015.06.17号
なぜ人口減少が問題なのか?

こんにちは。
株式会社シンカメールマガジン『 真価と進化 』編集局です。

最近は専らNHKばかり見てしまい、
中学生の頃、校長先生に「民放ばかり見てたらバカになる。NHKを見ろ。」
と繰り返し説教されていたのを思い出し、
だんだん校長先生の気持ちがわかるようになってきた今日この頃です。

特に、自宅でゆっくりTVを見る時間がある日曜夜9時の
「NHKスペシャル」は大体毎週見るようにしておりまして、
「日本が太平洋戦争に突入した理由」「バブルと失われた20年は何だったのか?」
「福島第一原発の廃炉への道」など、
「なぜ、今がこうなっているのか?」歴史の観点から学ぶことができます。

さて、今回はそのような日本の問題つながりで、
大前研一氏の新刊『低欲望社会~「大志なき時代」の新・国富論』から、
当然の如く語られている人口減少問題について、
「なぜ、人口減少が問題なのか?」の理解を深めてみたいと思います。


それでは、『 真価と進化 』2015.06.17号、最後までお付き合いください。


なぜ人口減少が問題なのか?


私は、とあるメンバーによく聞かれます。

「なぜ、人口減少が問題なんですか?減ったっていいじゃないですか。
GDPが中国に抜かれて世界3位に落ち込んだからって、人口が10倍いる
んだから、当然の成り行きじゃないですか。
人口が多くて、経済規模が大きいことが幸福につながるのですか?」

うーん、たしかに。
仮に中国と日本のGDPがイコールだとしたら、
1人あたりGDPは、日本の方が10倍あるわけだから、充分豊かではないか。
日本の生活は充分便利であり、良いモノがより安く手に入るようになっている。

では、何が問題なのか?

大前研一氏の「低欲望社会」を読んで、なるほどと、
ようやく浅はかな理解ながら、私なりに腹落ちした気がしたので、
簡単ではありますが、私なりの解釈でご紹介したいと思います。


・あらゆる未来予測の中で、唯一正確なものはデモグラフィ(人口統計)である。

・2010年の1億2806万人をピークに、ついに人口減少がスタートした。

・2048年には1億人を下回り、2090年頃には6000万人を下回る。

・2048年には、労働人口より非労働人口(高齢者・子供)の方が多くなる。

・シニアや女性を活用しても、2060年には労働人口が1800万人不足する。

・すると、警察や消防、国防といった公共サービスが維持できなくなる。

・公共サービスを維持しようとすれば、民間企業に人手が回らなくなる。

・国家債務は2014年に約1200兆円にのぼり、毎年50兆円増えている。

・個人金融資産は約1600兆円。あと数年で国家債務が並ぶ。

・借金が返せないとなると、国債が暴落し、個人金融資産は紙くずと化す。

・ハイパーインフレが起き、モノやサービスの価値が上がって生活困窮者が出る。

・対策は、①戦争を起こす、②歳出を4割削減する、③消費税20%、の3つ。

・これは人口減少トレンドから予測される、確実に起きる「物理現象」である。


以上を私なりにまとめますと、

「人口減少自体は問題ではないが、公共サービスや企業活動が維持できなくなり、
結果、国家債務が返済できなくなり、ハイパーインフレを起こして
悲惨な国民生活を強いられることが、問題である。」


すると、答えはシンプルです。

・子供を増やし、かつ外国から人材を受け入れる。

・国家債務の返済の目途が立てられるほど、稼いで、歳出を削減する。

・老若男女、すべての国民が稼ぐ力を身につける。


働きたくない若者が増えている、とメディアでもよく報じられていますが、
日本人は草食化している場合ではないのです。
働く必要性と意義を、改めて若者に伝えていきたいと感じました。


※著書では、「よって、何をしたらよいか?」と提言がきちんとありますので、
 ご興味をお持ちの方は、ぜひご一読くださいませ。

編集後記

国家債務が問題の根源そうだ!と解釈した私は、
今度は、「なぜ、日本には膨大な借金が積み上がってしまったのか?」
という問いを追及したいと考えるようになりました。

「きっと、太平洋戦争の償いと戦後復興が発端に違いない」
と仮説を立てた私は、ちょうど戦後70周年ということもあり、
太平洋戦争から戦後について学ぼうと考えているところです。

日本人として、まだまだ勉強しなければならないことがたくさんあり、
わかったつもりになっていた自分を恥じるようになりました。

そのうち、明治維新、戦国時代…縄文時代…宇宙の起源は?
と遡っていきそうな予感がしています。

子供時代の勉強って、実はとても大事かもしれません。

それでは、次回のメルマガもお楽しみに!

(田中 裕也)