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『 真価と進化 』

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2017.02.17号
知識力と想像力が差をつける防災

2月も中旬となり、花粉症の症状が出始めている方もいるのではいでしょうか。
斯く言う私も日によって鼻がムズムズ。なるべく薬には頼りたくないのですが、
私は乳酸菌を摂っていると調子が良いようです。宜しければ皆様もお試しください。

また、東日本大震災からまもなく6年が経とうとしています。
そこで、地域の防災連絡会で学んできたことを共有させていただきたいと思います。


知識力と想像力が差をつける防災


先日、会社が加盟している港区の防災連絡会に参加してきました。
これまで、防災体験学習施設「そなエリア東京」の見学や、
一時滞在施設運営マニュアル作成のための、滞留者体験などを行ってきましたが、
今回は、公益社団法人 危機管理協会 専務理事 高貝様を講師におむかえしての
講習とグループワークが行われました。

防災において、事前知識が重要だということは、皆様も十分ご承知で
過去の災害をきっかけに学んでいらっしゃることと思います。
ですが、全ての場面において同様の対策が有効とは限りません。
知識に加えて、場面・場所等に応じた想像力を働かせ、迅速に行動することが
大変重要です。

例えばかつては、地震が起こった際に、揺れが落ち着いたら地域の広場に集まる、
学校なら建物から出て校庭に集合して親御さんの御迎えを待つといったことが
セオリーのように言われてきましたが、東日本大震災では、
集まった校庭で津波にさらわれて命を落とされた方が沢山いました。
その場所の海や川からの距離、海抜、建物の強度などを掛け合わせて判断し、
その場の責任者の判断が間違っていると思えば、申告することも必要です。
知識に自信がなければ申告できませんので、家や会社の海抜などを把握して
おきましょう。地図アプリで簡単に調べられます。

また、誰かと二人でいる時に地震に見舞われ、一緒にいる方が瓦礫の下敷きに
なったような場合、一緒に逃げたいと思いますが、助け出して安全な場所まで
行く過程を想像してみてください。救助の知識・訓練が十分でないのであれば、
一旦その場を去って助けを呼んだ方が得策でしょう。
映画などでも良く見る場面ですね。自助あっての公助です。

有事の際、落ち着いたら、家族で集まる場所を決めている方もいると思います。
実際に会えそうか想像してみてください。家族を探すことで体力も消耗します。
長時間待つことで、低体温症や、熱中症になる可能性もあります。
場所と時間を細かく決めて、その日会えなかったら、会いたい気持ちを抑えて
無理はせず、次の日出直すことに決めておくのが、お互いの為かも知れません。

もちろん知識に加え、物資の備えも大切です。
備蓄食材は用意されている方が多いと思います。
皆さん、賞味期限を迎える食材はどうされていますか?
災害専用に用意したものの場合、廃棄してしまう方が結構いるとのこと。
もったいないですね。家で食べるのは寂しい感じがするのであれば、
アウトドアで食べてみたり、普段から少し多めに食材、加工品を買っておき、
使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の食料を家に
備蓄しておくローリングストック法を取り入れてみてはいかがでしょうか。
日頃の生活に取り入れることで、有事に「どこに仕舞い込んだか分からない。」
調理方法が分からない」といった事態を防ぐことが出来ると思います。

食べたら排出もされます。簡易トイレの用意はありますか?
恥ずかしながら私は、水が貯蔵されている間は、普通にトイレを使用しても
大丈夫だと思っていたのですが、そうではありませんでした。
地震の場合、下水用の塩ビ管がズレたり、損傷することがあるので、
生活する場に下水が漏れてしまい、劣悪な環境になることがあるのだとか。
弊社では、オトナの社会科見学で防災を学んだチームが、活動費の中で
買ってくれた簡易トイレがあるのですが、もっと買い足さなければならない
と実感しました。

防災用に特別にセットにされた高額なグッツでなくても、100円ショップで
入手できるものも沢山あります。中でも保温アルミシートはバッグに一枚
入っていると安心です。低体温症で命を落とされた方も沢山いたとのこと。
家や会社で被災するとは限りませんので、備えておきましょう。

いかがでしたでしょうか。知っていはいるという事がほとんどだったかと思いますが、
実際に取り組むきっかけになればと思います。

参考:公益社団法人 危機管理協会

編集後記

前回私が担当したメルマガの記事の中で予告していたセミナーが、
いよいよ次週開催されます。
普段から健康でなければ、災害時に十分なパフォーマンスを発揮できません。
災害時だけでなく、普段の仕事、生活においても同様です。
講師の宇野様とお話しした際に興味深かったことの一つに
お子様の体調不良が原因で仕事を休んだり早退したことがないというものが
ありました。家族の健康も企業・社会の健康に繋がるのですね。
セミナーにご参加いただき、普段の生活に活かしていただければと思います。

それでは次回のメルマガもお楽しみに!

(稲村 祥子)