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『 真価と進化 』

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2017.08.23号
省エネのその先に

こんにちは。株式会社シンカメールマガジン『 真価と進化 』編集局です。

お盆休みを挟まれてリフレッシュしてお仕事に臨まれている方も
多いかもしれませんが、なんと東京は8月1日から20日まで20日連続で雨、
40年ぶりの天気だったそうです。

思い返せば湿度はあるものの、比較的過しやすい日も多かったような・・・。
お子さんがいらっしゃる方からは「夏休みなのに屋内で遊ばせるのに
骨が折れた」と言った声も聞かれ、子どもたちにとっては少しがっかりの
夏休みだったかもしれません。

それでは、『 真価と進化 』2017.08.23号、最後までお楽しみください。


省エネのその先に


先日、知り合いの方にご紹介いただき、アメリカのアウトドア用品メーカー、
パタゴニアの創業者が書いた
『社員をサーフィンに行かせよう - パタゴニア経営のすべて』を
読んでみました。

第1部の「パタゴニアの歴史」については、アウトドアスポーツを
ほぼ全くしない私にとっては、製品の素晴らしさ等、
おそらくアウトドアスポーツを趣味とされている方の10分の1も
理解できないことに少しの淋しさを感じましたが、
第2部ではそんな私でも学ぶ部分が非常に多くありました。

第2部「パタゴニアの理念」では、製品から製造、販売・流通、
マーケティング、財務会計、人財活用、経営指針、
また迫り来る地球環境の危機に対する対応まで、
自社の各機能においてどのように理念(価値観)を体現しているのか、
各章に分けて1つずつ細かく紹介しているのが特徴的でした。

ですので、どのような業種、また職種に就かれている方でも、
どこかの章で必ずや、ご自身の仕事と自然環境や地球との接点、
また、問題点の発見や理想(真理)を考えるきっかけがあると思います。
是非これを読んでご興味を持たれた方はご一読ください!

さて、その本を読んで今回のテーマを考えたので、題名にもなっている
「社員をサーフィンに行かせよう」からも連想しやすい
「働き方」について取り上げようかと思いましたが、
今回は別の視点でお話をしたいと思います。

先述したようにパタゴニアという会社は、会社の各機能全てにおいて
「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。
そして、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、
解決に向けて実行する。」という、ミッション・ステートメントを
本気で、そして本当に実行しています。

そこにパタゴニアの凄さがあるのだと思いましたが、一方で
この本(初版)が書かれた2007年、つまり10年前から
新たに認知され始めた問題に「廃棄」の問題があると思います。

というのも、弊社の『オトナの社会科見学(社内研修)』で
昨年訪れた、産業廃棄物処理業界「石坂産業株式会社」様で
説明をしてくださった方がおっしゃっていた下記一言が
非常に印象的だったからです。

『捨てるもの(いらないもの)に意識を払う人はいない』

その方がおっしゃるに、様々な世界で「新素材」としてもてはやされている
ものは、往々にして分解・処理が困難になっていっているとのことでした。

考えてみれば、新素材、新製品は「新しい機能」「新しい価値」等の
「利用」を目的に作られているので、作られる過程で
「どのように処分するか」は十分検討されていないケースが多いような気がします。

実際、2011年の東日本大震災によって引き起こされた、
福島第一原子力発電所事故の廃炉作業は
この先何十年も終わらないとも言われています。

「作る」「利用する」という過程で語られることが多い「省エネ」ですが、
今後は「処分する」という過程での「省エネ」も、
非常に重要なのかもしれません。

最近は身近なものを購入する際にも
「どんな素材からできているのか」
「長く使用できるのか」
等を気にする方も増えてきたかと思いますが、その際に是非、
「これは処分できるのか」
という視点も含めていただけると、少しずつ、何かが変わっていくのでは
ないでしょうか。

編集後記

ちなみに、このメルマガが配信される8月23日は全国高校野球選手権の
決勝戦です。
参加校数3839校、出場校49校の頂点に立つのはどの高校なのでしょうか。

高校は女子高で高校野球と全く関わりのなかった私でも、この時期
休みであればついチャンネルを合わせ、選手のナイスプレー、悔し涙に一喜一憂。
それも選手たちの「本気さ」「一生懸命さ」が画面を通じる程に
グラウンドにはあふれているからだと思います。

そんな高校野球も来年は100回を迎えるそうです。
一人ひとりの「本気さ」「一生懸命さ」が100年も続いていることに
驚くと共に、「これが続いている限りは大丈夫!」となんとも言えない
安心感を感じています。

それでは、次回のメルマガもお楽しみに!

(吉岡 佑里子)