2017.11.30号
ハイタッチのパワー
こんにちは。
株式会社シンカメールマガジン『 真価と進化 』編集局です。
立冬も過ぎ、冬のはじまりともいえる11月ですが、
バスケットボールではウィンターカップ東京代表が、
全国高校サッカー選手権大会でも東京地区代表が決まりました。
冬の寒さを吹き飛ばす、高校生たちの熱い戦い。
今年もどんなドラマが繰り広げられるのかとても楽しみですね。
それでは、『 真価と進化 』2017.11.30号、最後までお付き合いください。
ハイタッチのパワー
突然ですが、「ビーチボールバレー」ってご存知ですか?
「ビーチボール」を用いて行うの6人制のバレーボールです。(※大人では4人制もあります)
台東区では毎年、小学5年生を対象に区の大会が開催されています。
(ちなみに私が小学生だった当時の競技種目は「ポートボール」でした。ご存知ですか ?!)
大会の主催・運営はPTA。大会に向けての指導もPTAが行います。
学校の先生は直接的な指導は行いません。
この大会の延長にPTA(保護者)の大会もあり、
保護者がまず競技を理解して子供たちの指導をする仕組み・環境があります。
今回、この大会を控え、コーチ陣営のひとりとして参加することになったのですが、
私自身、PTAの学年対抗に年1で出ている程度でバレーボール経験者ではありません。
子供たちが『練習が楽しい!もっと上手くなりたい!』という気持ちになれる。
最高学年を前に、チームとして勝利という1つの目標に向かって成し遂げるその過程を
サポートする一助になりたい。
そんな思いでコーチを引き受けました。
しかし、土曜日だけ現れる(バレーボール経験者でもない)一ママさんが、
『練習が楽しい!もっと上手くなりたい!』という気持ちをどうフォローできるのだろうか?
どうやって子供たちをサポートできるのだろうか?
そう考え、悩む中で、次男がお世話になっているバスケットボールスクールのコーチ
が思い浮かびました。
いくつか体験を経て決めたそのバスケットボールのスクールは、
体育館の中の集団の雰囲気が他とは全く異なりました。
それは徹底したコーチ陣の指導方針があるからだと思います。
ちょっとご紹介すると、
常時、複数(4~5名)のコーチが練習を見てくれます。
・全員のコーチとひとりひとり握手して挨拶することから練習が始まります。
・絶妙な時間配分で練習メニューを切り替えます。
・絶妙なスキルを求めたメニューが組み込まれます。(出来そうでできない)
・二人組や三人組のメニューをランダムに取り入れ、必ずメニュー後にハイタッチを促します。
・練習中、コーチはマイナスな発言をしません。
(できない理由をレベルに合わせて説明してくれます)
・ナイスプレーには大きな声や拍手で伝えてくれます。
・コーチも一緒にプレーし、ゲーム形式にも参加します。
・練習後には、スポーツ選手として「心技体」の「心」の部分についてコーチがお話してくれます。
次男にスクールでの様子を尋ねると
「コーチは頭ごなしに怒ったり、強く上から言わないで、ちゃんと説明を
してくれるから、素直に話が聴ける。」
「僕よりも上手なメンバーが、「もっと上手くなりたい!」と思って、
すごく積極的にやってるから、僕も見習いたい。」
コーチへの信頼、仲間への尊敬から、自らもやる気を引き出されてることが感じられます。
種目は違えど、同じスポーツです。
この見本となるコーチの取組みを自分でも実践してみようと思ったのでありました。
取り組むポイントを次の3つに絞り込みました。
● とにかく子供たちの良い点を見つけることに集中して、それを伝える。
人の動きや心境をみて、「良いね!」と伝えるためには
想像以上に観察力が必要なんだということを実感しています。
良い点をみつけようとしているので、気持ちがワクワクしてるのが実感できます。
● ネガティブワードを感情的に口にしない。
「早く!」 、「そうじゃないでしょう。」、「ちゃんとやりなさい!」[静かにしなさい!」等
ついつい感情的に大声で発したくなる言葉ですが、
そんな時は、まずは一呼吸おいて、
子供たちが素直に行動の移せるだろう言葉に置き換えて伝えるよう努力します。
● チームメニュー後には毎回必ずハイタッチを促し、自らもハイタッチを積極的にする。
例えば、チームで1分間に何回パスが連続してつづくか競わせるメニューを行った時、
・チームの勝敗がでる場面で
・(1分間という)限られた時間に集中・努力し、
・やり遂げた、達成された瞬間
ハイタッチを促すと、どのチームもみんなスゴく良い表情でハイタッチをします。
達成の欲求が満たされた上、チーム内で団結力が強化されてることが感じ取れます。
技術面とは直接関係ない部分での取り組みですが、3ヶ月が経過し、
子供たちとの関係がぐっと近づき、プレー面にも良い影響が少しずつ
見え始めてきました。
なかでも、双方間で直接共感できるのはやはり「ハイタッチ」の瞬間であり、
テンションがあがり、自然な流れで肌に触れることで、親近感がぐっと高まります。
私たち社会人の組織の中でも、生産性を高めるためには
チームのコミュニケーション力はとても大事なポイントだと思います。
「ハイタッチ」習慣をプラスすることで、組織のコミュニケーション力向上の
一助になるかもしれませんね。
『頑張ったナイスプレーは全員で賞賛し、
失敗には励ましと後の成功に繋がる強力な後押しができるチームになろう。』
尊敬するコーチの言葉ですが、
みんながこのチームで頑張ってよかったという気持ちを共有して、
最高学年に進級できるよう、2月末まで頑張ろうと思います。
編集後記
11月の酉の日、浅草・鷲(おおとり)神社では酉の市が行われます。
江戸の昔より『1年の無事に感謝し、来る年の幸を願う』酉の市。
商売繁盛の縁起ものの熊手やかっこめを求めて賑わいますが、
今年の市は6日、18日、30日です。
生まれ育った下町の年中行事。
毎年、この酉の市が終わると年末を実感します。
2017年もラストスパート!
やり残したことはないか? 今からできることはないか?
新たな年を幸を願って、2017年を気持ちよく締めくくれるよう、もうひと頑張りです!
それでは、次回のメルマガもお楽しみに!
(村井 一美)