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『 真価と進化 』

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2018.11.21号
企業の社会貢献活動への支出額は?

こんにちは。株式会社シンカの新井と申します。
いよいよ冬の到来を予感させる肌寒さになってきました。
体調崩されないよう温かくしてくださいね。
 
それでは、『 真価と進化 2018.11.21号』、最後までお付き合いください。


企業の社会貢献活動への支出額は?


 経団連ならびに1%(ワンパーセント)クラブによる、
2017 年度「社会貢献活動実績調査結果」(*)によると
企業の社会貢献活動支出額は、調査開始(1990年度)2番目の高さで
昨年に引き続き、高水準を保っているとのことです。
 
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社会貢献活動支出額・・・・  1,997 億円
1社平均の支出額・・・・・・ 5億9,300 万円
 
※調査対象 :経団連会員企業および1%クラブ法人会員企業等(計 1,394 社)
※回答企業 :337 社・グループ(回答率:24.1%)
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これは、持続可能な開発目標(SDGs)や
東京オリンピック・パラリンピックへの対応のほか
経常利益の増加が支出の下支えになったのではないかと見られているそうです。
 また、社員の社会貢献活動に対する支援については
ボランティア活動の機会提供、勤務時間中の活動許可等の
各制度の導入が進んだ傾向がみられそうです。
 
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<社員の社会貢献に対する支援の有無>
支援がある・・・・・・87%
 
<支援している企業における具体的な内容>
1位 ボランティア休暇・休職、表彰等の制度導入(219社:71%)
 
<社員の社会貢献活動を支援している理由>
1位 地域社会の維持・発展に貢献したい(278社:90%)
 
※調査対象 :経団連会員企業および1%クラブ法人会員企業等(計 1,394 社)
※回答企業 :353 社・グループ (回答率:25.3%)
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今回は、「社会貢献活動」というものに企業が
大きな支出(または投資ということかと思いますが)していることよりも
ただ、日常業務のある中で、どの程度活用されるものなのか
活用度も知りたいところです。
 
労働力人口と財源が減る日本では、
「ある人が正当な対価をもらい、固定の勤務時間の中でサービス提供する」
という形だけでは、何事も成り立たなくなってきました。
また、一番最初に恩恵を受けられなくなるのは持たざる者からです。
 
人の縁が巡るなかで、誰かの時間を少しずつ誰かのために使い
金銭以外のものが交換され、人々の暮らしが成り立つような仕組みも
あわせて必要なのではないかと思っています。
 
(*)一般社団法人 日本経済団体連合会1%(ワンパーセント)クラブ「2017年度 社会貢献活動実績調査結果」一般社団法人 日本経済団体連合会,(2018年11月13日)
http://www.keidanren.or.jp/policy/2018/097.html

編集後記

先日、ある本を読んだときに、「決断」という言葉の由来を知りました。
 
大昔、川が氾濫した時には、溢れ出る水をある特定の地域に流し込む
つまり、一部の村や田畑を犠牲にすることで大被害を抑える手法を用いていたそうです。
 
その水を流す先の村には、今日まさに誰かが住んでいる。
ある人の生活の糧があり、一つ一つの風景に思い出がある。
そういう村々のなかでどの村を「沈めるか(断つ)」かを
「決める」という意味だそうです。
 
この言葉ができたときの、その光景を思い浮かべると
「この決め事は、何かを選び、何かを犠牲にするのだ」という
強烈な自責と覚悟を、自分自身に迫っただろうその人の思いが
胸に迫ってくるように思います。
 
それでは、次号をお楽しみに!
 
(新井 千春)