2019.05.15号
若者を離職させないために
こんにちは。株式会社シンカの分部と申します。
5月中旬に差し掛かり、20卒繁忙期&21卒オープン準備ということで、
大変多忙な毎日を過ごされていらっしゃる方が多いことと思います。
10連休によって学生の動きがぱたっと止まったという話も聞きます。
採用側にとっては、ちょっとありがた迷惑な連休だったのかもしれませんね。
それでは、『 真価と進化 2019.5.15号』、最後までお付き合いください。
若者を離職させないために
昨今、採用競争が激化しており、中途採用・新卒採用ともに、
計画通りに人がとれないというお悩みを多く聞きます。
そういった背景からも、できるかぎり社員の離職を減らすべく、
人事制度や教育体系の見直し、社内風土改善など、さまざまな施策を
検討・実施されていらっしゃる企業様が多いと思います。
どうしたら若者を離職させないことができるのでしょうか。
2019年3月に、独立行政法人 労働政策研究・研修機構が発表した
調査レポートをご紹介したいと思います。
※参照元:
https://www.jil.go.jp/institute/research/2019/documents/191.pdf
■「新卒時の入社理由」は、離職者と勤続者でどのような違いがあるのか?
(P39:図表1-8②)
・勤続者>離職者の入社理由
会社の規模・知名度/会社の将来性がある/福利厚生がよい
・勤続者<離職者の入社理由
他に内定を得ることができなかった
・勤続者と離職者に差がない入社理由
仕事の内容・職種
→ 理由はともあれ、会社組織に対して、何かしらの
ロイヤリティを感じていることが大事であり、
仕事内容は離職有無に差がないことから、
入社後のギャップをいかになくせるか、
将来的に個人の望むキャリアプランにあった職務を与えられるか、
という点が大事であると考えられます。
■勤続年数×能力において、離職者と勤続者に違いはあるのか?
(P98:図表4-2②、P107:図表5-2①)
・勤続期間3年以内 = 能力の低い人ほど離職する
→ 仕事ができず、労働時間が長くなる、肉体的・精神的に健康を損ねる、
自信を失うという理由で離職している
・勤続期間5年~10年= 能力の高い人ほど離職する
→ 次のキャリアアップのために、会社の将来性を懸念して、
より条件のいい環境へ能力の高い人が離職する傾向にある
そいういった理由で離職した方が、
はたして現在の職場で満足しているのか?というと、、、
なんと、以下のすべての項目において、
現在の職場に対する評価が勝っている結果となっているから驚きです。
(P166:図表8-3-2)
<項目>
仕事の内容・やりがい/人事評価・処遇/職場の人間関係
賃金/労働条件/職場の環境/雇用の安定性/福利厚生
教育訓練/個人としての生活との両立/職業生活全体
個人が望む組織、仕事、働き方を選べる社会であることを痛感します。
よりロイヤリティをもって働いてもらうために、
社員一人一人の声を聞き、寄り添い、誠実にこたえていくことが、
組織として求められていくものと思います。
編集後記
10連休は、個人的にはなんだかんだで予定が入り、
休んだというより、意外とあっという間に過ぎてしまいました。
街に出ると、人の多さが3倍くらい(?)に感じられ、
ただ疲れるためだけの活動(移動)だったのでは・・・と思うほどでした。
「デジタルデトックス」が流行っているそうですが、
せっかくの連休に体験したかったなと後悔しています。
リラックスできるだけでなく、五感がさえる・ひらめきが良くなる
などの効果もあるそうなので、ぜひ今度試してみたいと思います。
それでは、次号をお楽しみに!
(分部 理恵)