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『 真価と進化 』

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2019.12.11号
子どもに身につけさせたい力は何ですか?

こんにちは。株式会社シンカの吉岡と申します。

今年も早いもので、あと3週間となりました。
皆様にとっては、どのような年でしたでしょうか。

私にとっては、昨年9月に長男を出産し、初めての育児に右往左往、
今年4月に職場復帰してからは更に目まぐるしく日々が過ぎ、
本当にあっという間の1年でした。

今回は、そんな子育ての中での気付きを、ご紹介したいと思います。

それでは、『 真価と進化 2019.12.11号』、最後までお付き合いください。


子どもに身につけさせたい力は何ですか?


昨年9月に誕生した息子は、現在1歳2ヶ月。
最近のお気に入りは、「バス(×車やトラックではダメ)」で、
バスが道を通るたびに、周りを行き交う人がびっくりするくらいの
ハイテンションで「バヒュー(※)」と大はしゃぎしています。
※「バス」と言いたいが、前歯が数本しか生えていないので、
 空気が抜けて「バヒュー」と聞こえます。

話せる(意味が通じる)言葉としては、「バヒュー」と「マンマ」くらいなので
息子とのコミュニケーションは、毎回高度なジャスチャーゲームのようです。

先日も、抱っこすると降りたそうにするので、床に下ろそうとすると
足を引っ込め泣きわめくので、また抱っこをするとやっぱり降りたそうに
私の腕や胸を押しのけるので、また下ろそうとすると泣く・・・というのを
延々と10分程繰り返していました。

今回に限らず、「言葉が通じたら、もっと早く伝わるのにね」と
息子に語り掛けた回数は数知れず。

しかし、相手はまだ言葉の通じない1歳2ヶ月。
ここで、育児を通して私が身につけたワザの出番です。

それは、
「相手をじっと観察し、意図することを想像して読み取る」こと。

・抱っこすると、腕を押しのけて降りようとする。
・でも下ろそうとすると、私の腕にしがみついて離れない。
・息子が泣くのは、床に足を付けた瞬間。

さて、息子の要望は何でしょうか?

もしや、と思って息子の足を触ってみると冷たい。

つまり、息子の要望としては
「歩きたいが、床が冷たいので靴下をはかせて床に下ろしてくれ」。
案の定、靴下をはかせて下ろすと、元気に家中を歩き回っていました。

そんな様子に安堵すると共に、私は少し考えこんでしまいました。

ー 相手を観察し、そこから意図することや背景に思いを馳せる ー

相手の意図や背景を理解した方が、よりスムーズなコミュニケーションや
温かい交流が図れるにもかかわらず、日々の忙しさを言い訳に
より効率的な「言葉」偏重のコミュニケーションをしていた自分。

そんな自分を反省すると共に、一方で、
この「相手や対象の目的や背景を想像する」という意識の希薄化は
何もコミュニケーションの中だけに限ったことではないのでは?と
思い始めました。

「トリニクって何の肉!?(朝日放送テレビ)」という番組が
(多少の誇張はあるにせよ)クイズ番組として放映されていますが、
スーパーに行けば「鶏肉」と書かれたパックが並び、
自動ドアの前に立てばドアが開き、
ICカードや携帯をタッチすればモノが買える時代。

鶏肉がスーパーに並ぶまでにどんな経路を通っているのか。
自動ドアが開くのはどんな構造になっているのか。
お金はどんな風に作り(稼ぎ)、どんな風に流通するのか。

便利になった一方で、
「これはどうなっているんだろう?」
「これはなぜなんだろう?」
といった疑問を持ちにくい時代になってしまったのかもしれません。

だからこそ私は、自分の子どもには
「どうなっているんだろうね」
「なぜなんだろうね」
といった【問い】を投げ掛け、少しでも「相手や背景を想像する」経験を
積んでいくサポートができればと思っています。

皆様は、子どもたちに、また後輩や部下の方たちに、
どんな力を身につけていってほしいでしょうか?

編集後記

朝晩はすっかり寒くなりましたね。

私のあたたかグッズ・・・それは「子ども」です!
特に眠っている子どもの手は、温かくて小さくてふにふにしているので
なんとも言えない触り心地。

たまにあまりの気持ちよさに触りすぎて、
「子どもが中途半端に起きる→子供が大泣きし自分の睡眠時間が削られる」という
地雷を踏みそうになりながらも、
温かい幸せな時間を、日々の忙しさの中で噛みしめています。

それでは、次号もお楽しみに!

(吉岡 佑里子)