2026.04.15号
抜擢人事で何が起きた?(Vol.1)「行われた背景とは?」
こんにちは。株式会社シンカの元社員(現・業務委託)の武田と申します。
いつも、メルマガをお読みいただき、ありがとうございます。
創業から30年の歴史のなかで、シンカの過酷な時代を経験し、今もなお、
第一線で挑戦を続ける社員と、当時を振り返る座談会を行いました。
激動のなか、社員はどのように感じ、どう行動してきたのか。
社員の当時のリアルな心境をメルマガにして、お届けします。
私は元社員ですが、現在も一部業務に携わっており、本座談会では聞き手を担当しました。
全4回に分けて配信いたしますので、ぜひお付き合いください。
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【第二回 座談会 Vol.1】
<テーマ>
シンカ社内で、過去に行われた抜擢人事。
下剋上が起きたその現場で、何が起きていたのか。
<メンバー>
田中 裕也(代表取締役社長)、山内 綾子(ディレクター)、分部 理恵(マネジャー)、
村井 一美(プロジェクトマネージャー) 聞き手:武田 圭(元社員)
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武田:田中さん、抜擢人事が起こった当時の状況を教えてください。
田中:当時、シンカは親会社の経営指導のもと、経営再建に取り組んでいました。
実際に、社員に業務の兼任を求め始めるなど、変革期の渦中にありました。
そんな中、部署のトップは、大阪営業所の責任者も兼任していて東京にいないことが多く、
組織として適切に機能していなかったように思います。
その時点で、僕は、まだ社長ではなく、1人の管理職にすぎませんでした。
様々な理由で退職者が続出している中、さらに経営層や重要ポストの人が同時に
退職することになり、社内は"この先どうなるんだ"という雰囲気が漂っていました。
その流れの中で、僕が部長になって、その時に抜擢人事を行いました。
部署内のリーダーを、年齢や年次で選ぶのではなく、会社のために
必要な事を理解して、動いてくれている人たちをリーダーに抜擢しました。
武田:当時、抜擢された側だった山内さん、分部さんはどんな感情だったのですか?
山内:急遽、全社員が集められて、今後はこうしていかないと生き残れない、
といった内容で、今後の方針と新しい組織図が発表された形でした。
当時、会社の方針のもとに、新しく提供を始めたサービスがトラブル続きで、
お客さんにたくさん迷惑をかけてしまっていたんです。
その方針自体も見直されることになったので、ポジティブに捉えていた記憶があります。
自分の権限がどうの・・・と思うよりも、
「やっと、やるべきことに集中できそうだな」という感覚でした。
分部:前回の座談会で話をしていた、営業との兼務をしなければいけない状況で、
営業ミッションが増えた事の方が衝撃が強くて、あまり覚えていないんですよね。
ただ、それまで自分自身は個人プレーで済んでいたのが、
今度は自分がチームを束ねる役割になるんだなとは思いました。
上司や経営層の退職についても、ちょっと客観的に見ていたというか、
「ああ、なんかこういうことも起こるんだな」と思っていた感じでしたね。
今後は、チームとなって若手もつくし、営業ミッションもあるし、
「いい仕事していくために色々勉強しなきゃな」という感情の方が強かったと思います。
武田:田中さん、当時の人材配置をもう少し詳しく教えてください。
田中:当時、会社の経営危機を改善するためには、営業とCS業務(※)の兼任が
必然だったのですが、兼任できるように挑戦した人と、挑戦しなかった人がいました。
そこで人材配置の時に、
挑戦した人を新たなリーダーにして、やる気のある若手社員を部下につける。
元々リーダーの役職だったけど、挑戦しなかった人は、降格はせず、
そのまま既存顧客チームのリーダーにして、必要な部下をつけました。
なので、部署内に複数のチームを配置する形にして、
挑戦したリーダーのチームと、そうではないリーダーのチームを作りました。
挑戦したリーダーの人材配置が、結果的に抜擢人事になった形ですね。
※クライアントサービス職
(企業の採用支援アウトソーシングの実務担当)
武田:抜擢人事について、挑戦しなかったリーダーの反応は覚えていますか?
分部:若手が上に上がることに対して、意地悪するような方々ではなかったので、
「そりゃそうだよね、私はこれまでの役割を全うするね」という感じでした。
少し距離を置いて、見ていたのかなと思います。
武田:実際に新しい体制で動いてみてどうでしたか?ハレーションは起こりましたか?
山内:当時、営業とCS業務の兼任を・・・
※続きは、また来週お届けします!お楽しみに!
編集後記
「抜擢人事」というテーマで、スタートした座談会でしたが、
私の想像以上に、当時の会社内が混沌としていたようで驚きました。
退職者が相次ぎ、更に経営層や重要ポストの人まで去っていく状況・・・
働いている側としては、不安しかないと思うのですが、
そんな状況を生き抜いた先輩たちは、どんな思いで働いてきたのでしょうか。
抜擢人事を受けたお二人は、会社の状況を不安に思っていたという発言はなく、
むしろ、ご自身のやるべきことに気持ちが向いていた、そんな様子でしたね。
会社の出来事は、客観的に見つつ、目の前の仕事に注力する・・・
ご自身の中で「会社を辞める」という選択肢がないとそう強くなれるのですかね?
次は、ハレーションは起きたのか?という視点です。次回もお楽しみに!
執筆者プロフィール
シンカ元社員(現在は業務委託でシンカの仕事を一部請け負う)
武田圭
1991年生まれ。秋田県湯沢市出身。地元商業高校を卒業後、新卒で都内の鉄道会社へ就職。
転職経て、2016年に株式会社シンカへ入社。企業の採用支援アウトソーシングを中心に担当。
お客様に寄り添えるシンカの仕事にやりがいを感じていたものの、
夫婦での長年の夢であった世界一周旅行へ旅立つため、シンカを退職。
244日の旅を終えた後、課題先進県の地元秋田で地域創生の一助となれるよう
地域密着型の旅行会社を創業し、日々奮闘している。
秋田県湯沢市からのフルリモートで、シンカの仕事を一部請け負っている。