メールマガジン
『 真価と進化 』

Mail Magazine

← 一覧にもどる
2026.07.22号
「何もない」と言っていた彼女が教えてくれた鳥取の魅力

こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。
この三連休、転勤で鳥取に赴任して一年になる友人を訪ねました。

「何もない田舎だよ」
一年前、赴任が決まった彼女はそんな愚痴をこぼしていました。

ところが今回再会した彼女は違っていました。まるで長年その土地に暮らす案内人のように、
ハンドルを握り、自ら車を走らせて鳥取の魅力を次々と紹介してくれました。

最初に訪れたのは岩美町の浦富海岸。
山陰海岸ジオパークを代表する景勝地のひとつです。
透明度の高い青い海と荒々しい岩肌が織りなす景観は想像以上に美しく、
「小型船うらどめ号」に揺られながら眺める海岸線はまさに絶景でした。

初めて訪れた鳥取砂丘は夜の砂丘でした。
そこには静寂の世界が広がり、頭上には東京とは明らかに違う星空。
海には白イカ漁の漁船の灯りが浮かび、空の星と海の灯りが最高にきれいでした。
砂に寝そべり見た星空は、星取県を掲げる鳥取ならではの贅沢な時間でした。

翌日は昼間の砂丘を楽しみ、砂の美術館へ。
砂と水だけで作られた巨大な作品群は息をのむほど精巧で、
世界には「砂彫刻師」と呼ばれる芸術家たちがいることを初めて知りました。

さらに、神話『因幡の白うさぎ』の舞台として知られる白兎神社へ。
子どもの頃に聞いた神話が、実際の風景と結びつく、不思議な感覚を味わいました。

鳥取には10万年以上もの歳月をかけて自然が創り出した日本最大の砂丘があり、
美しい「山陰ブルー」の海があり、満天の星空があります。
神話の舞台があり、砂を芸術へと昇華させた美術館があります。

中国地方最高峰の大山(だいせん)をはじめとする豊かな自然に恵まれ、
清らかな水とミネラル豊富な土壌で育まれた果物も絶品です。
さらに、鳥取の夏を代表する白イカやブランド岩ガキ「夏輝」の濃厚な味わいも格別です。

鳥取での三日間を振り返ると、私が最も心を動かされたのは
その一つひとつを嬉しそうに語りながら案内してくれた友人の姿でした。
かつて「何もない」と言っていた彼女が自らその土地を歩き、魅力を発見し、
今では誰よりも鳥取を愛する人になっていたのでした。
彼女のおかげで必ずまた行きたい場所(鳥取県)と出会えた三連休でした。


編集後記

「鳥取にはスタバはないけど、スナバがある。」

そんなユーモアあふれるキャッチフレーズで知られた鳥取県。
その言葉には「ないものを嘆くのではなく、あるものを誇る」という
鳥取らしい精神が込められているように思います。

今回の旅で私が出会ったのも、まさにそんな豊かさでした。

鳥取は、羽田から飛行機でわずか1時間強。
到着した空港では、名探偵コナンがお出迎えしてくれます。
遠くまで旅をしたような開放感がありながら、実は気軽に訪れることができる距離感も魅力です。
鳥取砂丘や山陰ブルーの美しい海、そして美味しい食べ物。
鳥取ならではの魅力が、きっと心を豊かにしてくれるはずです。
ぜひ一度、足を運んでみてください。
それでは、次回もお楽しみに!

執筆者プロフィール

株式会社シンカ
プロジェクトマネージャー
村井一美

東京都台東区出身、実家は下町のうなぎ屋。
東洋英和女学院短期大学を卒業。学生時代はバスケットボール部やラクロス部で汗を流すなど、
常に体育会系の活動に励む。
2002年に株式会社シンカへ入社し、子育てと仕事を両立しながら採用・バックオフィス領域の
スーパーバイザーを長年務める。
現在は、業務設計や管理での豊富な経験を武器に企業の現場に伴走するコンサルタントとして、
大手企業から中堅中小企業まで幅広く担当する。