2026.07.29号
あえてしない先回り
こんにちは。株式会社シンカの山内と申します。
外に出た瞬間に汗だくになり、身体の危険を感じる暑さになりましたね。
週末は子どもと公園に行く代わりに、積み木やパズル、迷路や工作など、
インドアの遊びも楽しんでいるこの頃です。
先日も娘と積み木で遊んでいた際、
何か気に入らないことがあったのか、突然機嫌が悪くなりました。
複雑な気持ちはあっても、まだ言葉で表現しきれない3歳。
「これが嫌だった?」
「こうしたかった?」
「わかってもらえたという安心感が大事」という話を聞いたこともあり、
私なりに想像した気持ちを、言葉にして伝えてみました。
しかし、返ってくるのは「違う!」という反応。
こちらが一生懸命言葉にしようとすればするほど、むしろ、どんどん機嫌が悪くなっていく…。
振り返ると、少し前にも似たようなことがありました。
日曜の朝、娘が「パパ、アイスが…」と話しかけた際、
「朝からアイスは食べないよ。自分の分は昨日食べたでしょ。それはパパのだよ」と、
最後まで聞かずに「また食べたがっているのだろう」と想像して遮ってしまいました。
そのあとかなりぐずってしまい、よくよく話を聞くと、
「パパに見せたかっただけなのに」と言われ、勝手に決めつけてしまったことを謝りました。
(まぁ、実際にはそのままの流れで、「一緒に食べよう」と言っていたと思いますが…苦笑)
また別の日、近所のお祭りの帰り、
いつもの公園帰りに時々立ち寄るコンビニへ、昼食の足りない材料を買いに寄った際も、
娘が「あ、ここ、公園のとき、行っているところだね」と言っただけなのに、
「今日はおやつは買わないよ」と先回りしてしまい、
「違うのに」と怒らせてしまったこともありました。
仕事において、「先読みする力」や、相手の感じていることを汲み取り
「言語化する力」は、非常に求められます。
一方で、経験を重ねるほど、「きっとこういうことだろう」と、
相手の言葉を聞く前に、自分の中で答えを決めてしまうこともあるのだろうと、
娘とのやりとりを通じて感じました。
「気持ちをわかってあげたい」という思いの一方で、
早めに穏便に済ませたいという気持ちも、きっと娘には伝わっていたのかもしれません。
特に余裕がない平日の朝は、
心の余裕を持つのはなかなか大変ですが、
それでも、相手がどう感じているのか、つたなくても相手の言葉でまずは聞くこと。
その姿勢を大切にできれば、出社後の仕事においても、相手の言葉に耳を傾ける余裕につながるはず。
そう思いながら、朝一番の不機嫌にも向き合っていきます!
編集後記
「子どもの気持ちを受け止めなければ」と思う場面がたくさんある一方で、
相手が3歳であっても、自分が言われて傷つくことはあります。
娘から言われた言葉で悲しい気持ちになった時には、
「こう言われて、ママは悲しかったよ」と伝えるようにしています。
相手を大切にすることと、自分の気持ちを押し殺すことは、
同じではないということを、少しでも感じ取ってくれたらいいなと思います。
最近では、「大きくなりたい。でも大きくなったら、今みたいに
小さい子(自分)がいなくなって、遊べなくなるのが寂しい」と口にするようになりました。
成長への憧れと、今の楽しさの間で、本人なりに葛藤しているのだと思うと、
なんとも微笑ましいものです。
それでは、次回もお楽しみに!
執筆者プロフィール
株式会社シンカ
ディレクター
山内綾子
1984年北海道札幌市生まれ。筑波大学人間学類心理学専攻卒。2007年、新卒でシンカに入社。
上場企業への採用コンサルティングや、エージェント事業の立ち上げに従事。
自社の経営改革の過程で、従業員の立場から、人事制度刷新や中期経営計画策定を経験し、
「我がごと経営」というサービスコンセプトを立案。
現在は、自社の新規事業開発と並行して、中小企業向けの採用支援をはじめ、
総務業務の改善・事業計画策定・人事制度改革・新規事業の立ち上げなどを支援。
子育てをしながら、自社の宿泊施設がある地方と東京を行き来し、地域通貨の運営にも取り組む。