2026.09.30号
人生初のファンミと採用活動の意外な共通点
こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。
先日、人生で初めて韓国俳優のファンミーティングに参加しました。
「一度でいいから会ってみたい」「彼の歌を生で聴いてみたい」
という思いから参加を決めたのですが、
そこで得た学びは、意外にも採用活動の本質につながるものでした。
ファンミーティングは当日だけのイベントではありません。
チケットの申し込みからすでに体験が始まっています。
抽選結果を何度も確認し、当選した瞬間に大きな喜びを感じ、
さらにアップグレード抽選の案内によって期待が高まっていく。
この流れは、採用活動における会社説明会やインターンシップ、
早期選考の案内とよく似ています。
ただ応募を集めるのではなく、接点を重ねながら期待感を
醸成することが大切なのだと感じました。
当日は会場周辺に多くのファンが集まり、熱気に包まれていました。
特に印象的だったのは「祝い花」や「ソンムル交換」という文化です。
推しに対しファンミ開催のお祝いに花を贈る(特注して)ことや、
ファン同士がお菓子やグッズを交換しながら交流しするものです。
共通の「好き」が人と人をつなぐ様子は、内定者交流会や社員座談会にも通じます。
また、イベントではゲームやファンと一緒にドラマを再現する企画など
参加型の企画が数多く用意されていました。
「当たったらどうしよう、でもこんな機会は二度とない?!」ドキドキする時間や
見るだけではなく、自ら関わることで満足度が高まり、理解も深まります。
これは採用イベントも同じで、説明を聞くだけよりも、
社員との対話や仕事体験の機会がある方が、企業への理解や共感につながります。
そして最後のお見送り会。
(アップグレードに当選した人だけの特別な時間です)
ほんの数秒でしたが、推しと目と目を合わせて挨拶できたことは、
「また会いたい」と思える特別な体験として心に残りました。
採用活動においても、学生が持ち帰るのは企業情報だけではありません。
その会社と過ごした時間や感情の記憶です。
ファンミーティングの運営は一貫して
「どうすればファンに喜んでもらえるか」を考え抜いていると実感しました。
採用に於いても「選ぶ側」という発想だけではなく、
「選ばれる側」という視点を持つことが重要と言われています。
就職活動中の学生は、将来自社のファンになってくれるかもしれない大切な存在です。
人生初の推し活を通じて、採用活動もまた、相手に楽しんでもらい、
「また会いたい」と思ってもらうための活動なのだと実感した一日でした。
編集後記
今回のファンミーティングは、私にとって人生初の経験でした。
初めて経験することは、わからないことだらけです。
しかし、その分、目に入るものすべてが新鮮で、驚きや発見の連続でした。
ファン同士の交流文化や会場の一体感、イベントを楽しむためのさまざまな工夫など、
普段の自分なら見過ごしてしまうようなことにも自然と興味が向きました。
「なぜ人はこんなにも惹きつけられるのだろう」
高ぶる気持ちをよそに、とても冷静にそして客観的に俯瞰している自分がいました。
仕事とはまったく関係のないと思っていた体験の中にも、
日々の業務につながる学びがあることを実感した「おとなの社会科見学」でした。
それでは、次回もお楽しみに!
執筆者プロフィール
株式会社シンカ
プロジェクトマネージャー
村井一美
東京都台東区出身、実家は下町のうなぎ屋。
東洋英和女学院短期大学を卒業。学生時代はバスケットボール部やラクロス部で汗を流すなど、
常に体育会系の活動に励む。
2002年に株式会社シンカへ入社し、子育てと仕事を両立しながら採用・バックオフィス領域の
スーパーバイザーを長年務める。
現在は、業務設計や管理での豊富な経験を武器に企業の現場に伴走するコンサルタントとして、
大手企業から中堅中小企業まで幅広く担当する。