2025.06.18号 VOL.288
初めての遠近両用めがね
こんにちは。株式会社シンカの稲村と申します。
梅雨の中休みで夏日が続いています。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
こう熱いと、出掛けるのが億劫になりますが、
今回は、リアル店舗でのお買い物体験についてご紹介します。
それでは、『真価と進化 2025.6.18号』、最後までお付き合いください。
初めての遠近両用めがね
このところ、近眼が進み、映画館で字幕が見え難く、俳優の細かな表情もぼやけがちに。
老眼もきており、糸通しや爪切りの時には、100円ショップで購入した老眼鏡をかけています。
2年前に遠近両用コンタクトを試すも、スマホが見づらく、使いこなせず。
老眼はまだ軽度で、仕事では紙資料とPCの視線移動に少し不便を感じる程度ですが、
紙の資料自体が減ったので頻度も少なく、我慢できる範囲でした。
それでも遠近両用めがねが気になったきっかけは舞台鑑賞でした。
映画と違いアップがない舞台では、俳優の表情を見るには近眼の度が
強いめがねが必要だと実感しました。
オペラグラスも持参しましたが、中央を見ている間に端の芝居を見逃し、
笑いが起きて悔しい思いをしました。
パンフレットも見たかったのですが、薄暗くピントが合わず諦めることに。
遠近両用めがねがあればもっと快適に鑑賞できたかもしれません。
舞台鑑賞の機会は少ないものの、遠近両用めがねが気になり調べ始め、
迷う時間がもったいなく感じて、リアル店舗で相談することにしました。
使うシーンに応じてタイプが異なる遠近両用めがね。
視力検査だけでなく、カウンセリングも丁寧でした。
舞台鑑賞の話をすると、2階席では顔ごと動かして下を見ると良いなど、
言われてみれば確かにそうなのだけれど、
ネットで調べていた時には出て来なかった情報も得られました。
フレーム選びでは、縦幅が500円玉以上あるものが遠近両用に向いていると
アドバイスされ、自由に見て回れました。
途中、鼻パッドが一体型のフレームは、視線の上下に対応しづらいと
追加アドバイスがあるも、店員さんがピタッと付いてくることはありません。
店員さんと一緒に見て回っている方もいたので、おそらくお客様それぞれが
好む距離感を感じ取って、それに応じた接客をされているのでしょう。
いくつか候補を絞ったところで、店員さんが登場。
ひとりで見ている時も、自分のパーソナルカラーがブルーベースであることを
考慮しながら選んでいたのですが、
「ブルベだからこの色が無難かな…」と話すと、
「その色味で別の形もあります」と並んでいないフレームを出してくれました。
でも、気になったのは淡いオリーブグリーンの丸みを帯びた変形多角形フレーム。
セオリーではイエベ向きの色ですが、店員さんは「お客様はブルベ夏の中でも
春寄りなので、浮かないと思います」と説明してくれました。
後から知ったのですが、似合うめがねの診断サービスもあるそうです。
じっくり30分くらいかけての診断で、パーソナルカラーも見てくれるとか。
視力検査や店内でのやり取りの中で、私のタイプを見抜いていたようで、
診断でなく通常接客でも熟練の目利きを感じました。
ひとりで見ていた時に、実際その淡いオリーブグリーンのめがねをかけてみて、
しっくりきた事が裏付けされました。
選んだフレームは若い女性と思われるイメージイラストが添えられたシリーズ。
若い人向け?とも思われましたが、そういった事は、もちろん言いません。
ブルべ向きの淡いパープルのラウンド型と淡いオリーブグリーンの変形多角形の
2本に絞ったところで店員さん、「私の好みとしては、こちらが良いかと」
と淡いオリーブグリーンの変形多角形を指しました。
会話の中で私の意向を感じ取って少し忖度してくれたかも知れませんが、
欲しかった言葉でした。
その一言が背中を押してくれて、納得のいく選択ができました。
リアル店舗で見立ててもらう買物は久々でした。
試着でサイズ確認する事はあっても、ピタッと店員さんが付いてきて、
そう似合ってもいないのに「お似合いですぅ~」という、柳原可奈子さんが
ネタにしていたような接客が苦手で、ネットで買う事が多くなっていました。
ネットでもスマホカメラと連動してバーチャル試着出来たりしますが、
今回のような体験はリアル店舗の醍醐味だなとあらためて感じました。
編集後記
老眼とも向き合いながら、前向きに歳を重ねていきたいものです。
ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』で小泉今日子さん演じる吉野千明のように、
白髪を生かした髪型も素敵だと思います。
私も以前のメルマガで書いたように「白髪ぼかし」でハイライトを入れてみましたが、
湿気でうねる髪質で一度きりの挑戦となりました。
今は髪にダメージが大きい白髪染め剤でなく、おしゃれ染め剤を使いながら、
白髪が増えるのを待っています(笑)って、自虐するのも逆の逆にカッコ悪い時代ですね。
無理せず楽しみながら「スマート・エイジング」を!
それでは、次回もお楽しみに!
稲村 祥子