2025.08.13号 VOL.296
先祖に想いを馳せる
こんにちは。株式会社シンカの分部と申します。
今日は8月13日。
夏季休暇を取られている方も多いのではないでしょうか。
お盆といえば、ご先祖様の霊を迎え、供養する行事であり、
一般的に、8月13日~16日の4日間のことを指しますが、
地域によっては7月に行われるところもあるそうです。
私は、生まれたときにはすでに祖父母は他界していたことや、
父は三重出身で遠方ということもあり、親戚付き合いがあまり多くありませんでした。
そんな中でも、お盆だけは、母方の本家に親戚一同が集まり、
皆で先祖のお墓参りをし、その後、会食をすることが恒例となっていました。
幼少期の頃は、夕方になり涼しくなった時間帯に、浴衣を着せてもらい、
ロウソクの火の灯った提灯をもって、お墓のあるお寺へと向いました。
お墓という場所がなんだか怖い気持ちもありつつも、
いつもと違う体験ができることにわくわくする気持ちもあったように思います。
本家にあるご先祖様の数々の遺影の中には、軍服をきている写真があり、
子供のころはあまりよく分かっておらず、怖い気持ちのほうが大きかったものです。
でも、お墓に行くと、周囲よりもひときわ背の高い墓石をみて、
なんだかとても位の高い方だったのかな、怖いなんて思って申し訳ないな、
と思いながら、手を合わせていました。
何を考えたらいいのかわからないので、願い事を思ったりしたものです。
本家に戻ってからの会食では、知らないおじさんたちが酔っ払ってごきげんになっている中、
子供はお酌をしたり、からまれたりしていましたので、いつも早く帰りたいと思ってました。
当時は楽しくはなかったのが正直なところです。笑
ただ、みな高齢になり、そういった機会が自然となくなっていくことで、
親戚同士の関係性も薄まってきた今は、少し寂しく思います。
年齢を重ねるとともに、これまで命をつむいできてくれた先祖や親戚に対して、
感謝の気持ちがわいてくるものなんですね。
また、自身の先祖がどのような方だったのか、戦争での経験も含めて、
話を聞いたり、ルーツを知ったりする情報の源が、徐々に失われてしまうことも残念に思います。
後で後悔することのないよう、少しでもいまのうちに知れることは耳にし、
自分のこととして、肌で感じる機会を大事にしたいと思います。
先祖が祀られているお寺は、約5千坪の境内で、築350年の本堂があり、
市・文化財指定の六角堂もある、大変立派な自然豊かな寺院です。
しかしながら、数年前にご住職が他界され、その後は後継者がいない状態。
現在は無住寺となり、法要の際は外部からの派遣となっている状況です。
想いを馳せるだけでは解決できない問題であり、日本全国で起こっています。
先祖の想いをつむいでいくため、他人事にせず、
人口減少の先のかたちを考えていかなければいけないですね。
編集後記
日本香堂さんの調査によると、
「若い世代・家族世帯で伝統重視の傾向。お墓参り実施率は20代が全年代でトップ」だそうです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000049915.html
文化の継承が失われていない傾向にある点、嬉しいですね。
墓地が遠方だったり、高齢化の影響などで、
「墓参り代行」が増加しているとの話も耳にします。
代わりに手を合わせてもらうなんてバチ当たりな!と最初は思いましたが、
江戸時代から「代参」との歴史はあったそうで、何も問題はないそうです。
時代にあわせて形をかえながら、
大切なものを継承していきたいですね。
それでは、次回もお楽しみに!
執筆者プロフィール
株式会社シンカ
マネジャー
分部理恵
1980年生まれ。新潟県新潟市出身。東京理科大学工学部経営工学科卒。2004年に新卒でシンカ入社。
大手上場企業の新卒・中途採用アウトソーシング支援を中心に担当し、
採用支援システム開発や若手育成、業務標準化も経験。
経営不振の中、マネジャーとして案件採算適正化や看板事業の撤退、見積金額標準化を推進。
従業員主導の人事制度改革プロジェクトにも参画し、自社の経営改革に携わる。
現在は大手企業の採用支援とともに、中堅中小企業の組織人事支援へ挑戦中。
自らの強みを分かりやすく可視化したいとの思いから、2024年日商簿記検定1級に合格。
現在も、さらなる専門スキル獲得を目指し邁進している。