2025.08.20号 VOL.297
甥がくれた応援歌
こんにちは。株式会社シンカの村井と申します。
甲子園球場で行われている夏の全国高校野球は、ベスト4が出そろい、
明日はいよいよ準決勝を迎えます。
今夏の「熱闘甲子園」テーマソングは Da-iCE の「ノンフィクションズ」。
この曲には、高校球児だけでなく、高校野球に関わるすべての人を応援したい
という思いが込められているそうです。
実家のうなぎ屋を継いでくれた妹の長男(私の甥)は、現在大学野球でプレーしています。
昨年夏、西東京大会決勝でサヨナラ負けを喫しましたが、
その舞台となった神宮球場は外野席まで埋め尽くされ、
素晴らしい環境で高校野球生活を締めくくれたことは、彼にとってかけがえのない
宝物になりました。
ただ、その試合は7月の日曜日。実家うなぎ屋とって最も忙しい時期で、
家族全員で応援に駆けつけることはできませんでした。
「甲子園こそは、店を休んで家族みんなで応援に行こう!」
これが家族の合言葉となり、日々の忙しさに耐えれたといっても過言でありません。
高校1年から親元を離れて寮生活を送っていた甥は、家族の事情をよく理解しながらも、
「自分のプレーが少しでも家族の力になれば」と考える、とても優しい子です。
高校野球では、打席に立つ選手ごとに演奏される「応援ソング」があります。
学校ごとにいくつかのレパートリー曲があり、ベンチ入りした選手は
自分の応援曲をリクエストできるそうです。
甥が選んだのは「夏祭り」。
本当は家族みんなに応援してほしいけれど、店の都合で来られない──。
それでも「自分を支えてくれる家族にエールを送りたい」という思いを込めて、
あえて“名字”を応援コールに選びました。
「かっ飛ばせー! にしかじ! にしかじ! にしかじ!」
吹奏楽部の力強い演奏に、扇子を手に舞うチアリーダー、そして全校生徒の声援。
その応援は甥に向けられたものでしたが、私たち家族みんなの心を鼓舞してくれる
時間でもありました。
高校野球は甥だけでなく、離れて暮らす家族の心をひとつにしてくれる大切な、
大切な時間でした。
だからこそ、甲子園で声援を送れることに、何よりの感謝を覚えます。
編集後記
8月19日、東京代表による東西対決の準々決勝。
一年越しとなった甲子園球場へ。
甲子園のアルプス席は、声援と楽曲で一体となり、その熱気の中で家族とともに
声を張り上げられる幸せを噛みしめました。
暑くて、熱い、熱い、弾丸甲子園ツアー、このメルマガの執筆で締めくくります。
それでは、次回もお楽しみに!
執筆者プロフィール
株式会社シンカ
プロジェクトマネージャー
村井一美
東京都台東区出身、実家は下町のうなぎ屋。
東洋英和女学院短期大学を卒業。学生時代はバスケットボール部やラクロス部で汗を流すなど、
常に体育会系の活動に励む。
2002年に株式会社シンカへ入社し、子育てと仕事を両立しながら採用・バックオフィス領域の
スーパーバイザーを長年務める。
現在は、業務設計や管理での豊富な経験を武器に企業の現場に伴走するコンサルタントとして、
大手企業から中堅中小企業まで幅広く担当する。