2025.10.08号 VOL.304
胸に残る祭りのあと(前編)
こんにちは。株式会社シンカの山内と申します。
去る10月3日(金)、当社の創立30周年を記念し、
お客様・お取引先・飯能でお世話になっている方々など、
日頃より支えてくださっている皆様をお招きし、記念イベントを開催しました。
「他で見たことがない、唯一無二の周年イベントでした!」とのお声もいただいた、
私たちの想像も超える熱気と笑顔に包まれた2時間半。
今回は、そんな舞台裏をお届けします。
●会場選定:「新橋」の屋上BBQ場を貸し切り
会場は、新橋SL広場の目の前「グランハマー」の屋上BBQ場。
MBO以降の出発点である「新橋」で行いたい。
今後、新橋にお越しの際には、私たちを思い出していただき、お気軽にご連絡いただきたい。
AliveでもおなじみのBBQスタイルで、自然な交流を促したい。
ホテルなどの格式ある会場よりも、私たちらしい雰囲気を大切にしました。
また、新しくできたSL広場前のエンターテインメントビルという話題性も
皆様に喜んでいただけるかなという想いもありました。
唯一の懸念は「雨対策がない」こと。
過去数十年分の10月3日の天気を調べ、「大雨の確率は低い」ことを確認し、
当初予算を大幅に上回りつつも、会場を決定しました。
●プログラム:「お祝いをしていただく立場」としての葛藤
「自社のお祝いごと」をどうすれば皆様に楽しんでいただけるか。
「私たちが皆さんとやりたいこと」はたくさん浮かびましたが、
「皆さんにとって、本当に楽しめることなのか?有意義なのか?」
そのバランスを見極めながら検討するのが、非常に難しかったです。
悩みに悩んだ数ヶ月。ご招待イベントの開催が決まったのは、梅雨明けの頃です。
その後も、当日のプログラムは何度も練り直しました。
大切にしたのは、「感謝をお伝えする」と同時に、
「素敵な皆様同士のご縁をつなぐ」というコンセプト。
その象徴が、後半の「景品交換タイム」でした。
商品やノベルティをご提供いただき、交流のきっかけにしていただきました。
●席次:自由か、指定か
「有意義な出会いをお届けしたい」という想いはあるが、
席次指定では「シンカさんの意図は何?」と皆様が考えてしまい、
純粋に楽しんでいただけないのではないか、これもまた議論が尽きませんでした。
それでも、参加者が確定していくにつれ、具体的なお顔を思い浮かべるなかで、
この方とこの方をお繋ぎしたい、この方がいればきっと盛り上げてくださるはず、など、
イメージが湧いてきて、最終的には、グループ分けを行うことにしました。
組み合わせ、グループの位置関係の検討に3時間をかけました。
そして、ご縁をお繋ぎしたいと言いながら、交流会と呼ばれるものが得意ではない私たち。
そんな方がいても、安心してご参加いただきたいなと、複数名でご参加の企業様は
2名まで同席の席次にさせていただきました。
さて、前編はここまでとなります。後編をお届けする頃には、当日の動画も完成しますので、お楽しみに。
編集後記
胸に残る祭りのあと(後編)では、
●私たち自身の振る舞い:楽しんでいただきたいが、自分たちも楽しみたい
●BGM・衣装:吹っ切れたのは、10年来のお客様の言葉
●ステージパフォーマンス:あの流れは偶然か、必然か?
などをお届けしたいと思います。
最後に、温かいお心遣いやお祝いをいただいた皆様に、心より感謝申し上げます。
また、ご案内および当日の運営に際し、行き届かない点や不手際もあったかと存じます。
この場をお借りしてお詫び申し上げるとともに、
改めて皆様のご厚情に深く御礼申し上げます。
それでは、次回もお楽しみに!
執筆者プロフィール
株式会社シンカ
ディレクター
山内綾子
1984年北海道札幌市生まれ。筑波大学人間学類心理学専攻卒。2007年、新卒でシンカに入社。
上場企業への採用コンサルティングや、エージェント事業の立ち上げに従事。
自社の経営改革の過程で、従業員の立場から、人事制度刷新や中期経営計画策定を経験し、
「我がごと経営」というサービスコンセプトを立案。
現在は、自社の新規事業開発と並行して、中小企業向けの採用支援をはじめ、
総務業務の改善・事業計画策定・人事制度改革・新規事業の立ち上げなどを支援。
子育てをしながら、自社の宿泊施設がある地方と東京を行き来し、地域通貨の運営にも取り組む。