2026.06.24号
限界を越え疲弊した組織(Vol.2)「具体的に何を変えたのか?」
こんにちは。株式会社シンカの元社員(現・業務委託)の武田と申します。
創業から30年の歴史のなかで、シンカの過酷な時代を経験し、今もなお、
第一線で挑戦を続ける社員と、当時を振り返る座談会を行いました。
激動のなか、社員はどのように感じ、どう行動してきたのか。
社員の当時のリアルな心境をメルマガにして、お届けします。
全5回に分けて配信しており、今回は2回目です。ぜひお付き合いください。
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【第三回 座談会 Vol.2】
<テーマ>
毎日終電帰りが当たり前。たくさん働いているのに会社に利益は残らない。
限界を越え疲弊した組織を、どう変えていったのか?
<メンバー>
田中 裕也(代表取締役社長)、山内 綾子(ディレクター)、分部 理恵(マネジャー)、
村井 一美(プロジェクトマネージャー) 聞き手:武田 圭(元社員)
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これまでの内容は、こちらからご覧いただけます。
Vol.1 「立て直しのきっかけは?」
https://www.shinka.com/mailMagazine/ml20260617.html
前回は・・・
終電帰りが当たり前のシンカの働き方を変えるため、動き出したきっかけと
実施したアンケートに対する、社員側の当時の気持ちを伺いました。
武田:社員の皆さんからすると、帰りたくても帰れない状況だったようですが、
田中さんは「業務改善しているし、なんとかできるはず!」と思っていたんですか?
田中:当時は、社員ひとり一人の効率が悪いとは思っていなくて、会社の経営のやり方が
悪いと思っていました。だから、「帰れるでしょ?」とは全く思ってなかったです。
難しいのも分かってるし、自分自身もハードワークだから早く帰りたいタイプではない。
でも、燃え尽き症候群になって、人が辞めていく状況は変えたかったので、
「どうやったらできますか?」ってみんなにアイデアを求めたんです。
なぜ、そんなに社員が働かなきゃいけなかったかというと、会社の経営が悪かったからです。
値付け設定も悪いし、お金の使い方も悪くて、稼がなきゃいけない売上額が大きすぎたんです。
そのせいで、社員がめちゃくちゃ働かなきゃいけなくて。
社員をそんな状況に追い込んでいたという、経営の責任だったんですよ。
なので、経営の仕方を変えれば、やがて働き方は変えられるはずとは思っていました。
武田:早く帰れるようにするために、具体的にどんなことをしたのですか?
田中:会社全体としては、値上げ、コスト削減、看板事業撤退、無理難題を
求められるお客様のお断りなどを進めた上で、アンケート結果をもとに、
会議の効率化やIT活用、複雑な社内申請の簡略化など、あらゆることを行いました。
早めの退勤を促す施策としては、毎月1回水曜日をノー残業デーとして設けて、
その日は必ず全員定時退勤。会社の電気も消して、みんなで帰るよう徹底しました。
他の日は、21時退勤を目指していたので、21時になったら「蛍の光」をUsenで流すようにして、
時間を意識するようにし、残っている人に声掛けしたりしていました。
分部:21時になっても、残って仕事をしていると、席に田中さんがやってきて
「今日何時になるの?」「なんの案件で残っているの?」「今日なんで遅くなったの?」
と聞かれて、ひとり一人ヒアリングされるんです。
それで、全社メールに誰が何の案件で何時まで残っていたか、共有されるんです(苦笑)
武田:全社員にメールで共有されるのは、私だったら嫌だろうなと思ったんですけど、
皆さん、そういう意識も働いたんですかね?
分部:そうですね、最初の頃は、声をかけられても本当に仕事が終わらないから、
帰れないってこともあったけど、だんだんと習慣になってきて、田中さんが声掛け始めると、
「いま帰るので、書かないでください」みたいな人が現れるみたいな感じでした(笑)
だから気持ち的には、21時には帰らなきゃという雰囲気が出来上がっていった感じでしたね。
田中さんは、毎回みんなに嫌な顔されるから、ちょっと辛そうだなって感じに見えたけど、
それでも続けられていたので、田中さんの執念を感じたヒアリングでしたね。
武田:社内手続きの簡略化なども、田中さんが入って進めたんですか?
田中:そうですね、この時は・・・
※続きは、また来週お届けします!お楽しみに!
編集後記
実は私も、田中さんが声をかけて席をまわっていたことを薄っすらと覚えています。
私が入社した頃には、21時まで残っている人は少なった気がするのですが、
私の所にも、田中さんがいらっしゃって、ヒアリングされた記憶があります。
仕事であまり会話をする機会がなかった社長から、残業していると声を掛けられたので、
なんだか悪いことをしているような気がして、
「能力不足で遅くまで残ってしまっていて、すみません」と、
心の中で、そんな感情になった記憶があります(笑)
先週お届けした内容で、アンケートに対して、
責められているような気がした気持ちと同じような感じかもしれませんね。
次は、改革の主導者は?という視点です。次回もお楽しみに!
執筆者プロフィール
シンカ元社員(現在は業務委託でシンカの仕事を一部請け負う)
武田圭
1991年生まれ。秋田県湯沢市出身。地元商業高校を卒業後、新卒で都内の鉄道会社へ就職。
転職経て、2016年に株式会社シンカへ入社。企業の採用支援アウトソーシングを中心に担当。
お客様に寄り添えるシンカの仕事にやりがいを感じていたものの、
夫婦での長年の夢であった世界一周旅行へ旅立つため、シンカを退職。
244日の旅を終えた後、課題先進県の地元秋田で地域創生の一助となれるよう
地域密着型の旅行会社を創業し、日々奮闘している。
秋田県湯沢市からのフルリモートで、シンカの仕事を一部請け負っている。